香港ノワールアクションの傑作にして伝説。「男たちの挽歌」を32年後、中国でリメイク。黒社会で生きる兄と警察官の弟と兄の義兄弟である男。
3人の絆と友情を絡めながら、巨大犯罪組織と対決する姿を描く。
一部、日本が舞台となっていますが、相変わらずのヘンテコ日本…。
相撲関係には詳しくないですが、あんな相撲茶屋というかちゃんこ屋はあるんですかね(・・?
船の名前が七人の侍ってなんなの(笑)
裏社会で生きる兄と警察官の弟という設定ですが、本作の状況だとかなり無理がありますね…。兄が裏社会で有名なら、警察には情報が流れてる筈で。
弟だって警察の力を使って調べられる筈だし、普通は勘づくでしょう。
身辺調査だってされる筈ですし…。
オリジナルの「男たちの挽歌」でのポイントの1つである、絆の表現が本作ではイマイチ…。表向きは格好付けているが、中身はペラペラ…。
弟の言う通りでとにかく兄に、一貫性がなく設定がブレブレ…。
義兄弟がこの男のどこに侠気を感じ惚れたのかに説得力がありません。
階段滑り撃ちや爪楊枝など一応のオリジナルへのオマージュはありますが、仕方なく入れました感があるんですよね…。それほどのリスペクトを感じないのが難点。オリジナルでいうグラサンとか敵に魅力的な人物がおらず、忠義ジジイとかただのクズばかりなのが残念…。
銃撃戦などアクションシーンは頑張っていました。クライマックスの戦いは見応えあり。男臭いキャストが顔を揃えていてキャストには文句はありません。しかし…それを活かしきれておらず、残念なリメイク作品になってしまった印象。
やはり「男たちの挽歌」はジョン・ウー監督かツイ・ハーク監督が絡まないとダメなんだなと、オリジナルの偉大さを再確認しました。
まとめの一言
「無理してリメイクする必要はない」