KO

美人が婚活してみたらのKOのレビュー・感想・評価

美人が婚活してみたら(2018年製作の映画)
4.5
何度かタイトルが目に入る度に、勝手に作品概要を観ず、排除し続けていた作品。
まず、90秒予告編の作りがとてもうまい。
本作品のターゲット層はおそらく、アラサーの独身女子、あわよくば男子。
ターゲット層への、どストレートな共感訴求力に脱帽。
そして、「死にたい」というセリフからスタートさせるところに戦略ターゲット層(そう思ったことのある人々)へのインパクトも大。
たまたま予告編を観て、バカバカしくも、心地よいリズム感を持った作風だな、と思い至り、評価の低さに惑わされまいと、鑑賞。
まず、役者の芝居が良い。何かをしようとしている人間が一人もいない。
そして、主役の「美人」のキャスティングにセンスを感じる。これで、ドラマで主演を張るような普通の美人を起用していたら、まず観ない。いや、一定の層は観るんだと思うけども、何だかちゃんと観れない作品になってしまっていたと思う。。
主役が作品を引っ張るって正にこういうことなんだな、と感心してしまった。
何か、良かった。そんな映画。
KO

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