やまと

5時から7時までのクレオのやまとのレビュー・感想・評価

5時から7時までのクレオ(1961年製作の映画)
3.3
医師の診断を聞くまでの2時間を心配で心配でしょうがない女性を描く。

誰でも経験したことがあるどうして良いのか分からない待ち時間。
余裕がなくなり、他のことには何も手につかない、頭の中はそのことでいっぱい。

今回のクレオの場合は自分の生死に関わることだからそりゃソワソワする。


クレオはいつもなら絶対に相手にしないような男と打ち解ける。

おそらくそれはその男の「死」と常に隣り合わせだった戦争の経験があったから。
「自分の死」という共感しにくいものにたまたまその男と共感し、安心感が生まれたのだろう。


人って追い込まれた時は、優しく寄り添ってくれたり、共感してくれる人に弱いんだろうな🤔
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