まったくノーマークだったのですが、評判につられて観てきました。
洗骨…
この神秘的な風習を通し、母の死で壊れかけた家族を骨となった母が再び結ぶ、家族の絆と再生の物語。
重いテーマでありながら、ユーモアも交えてすっと心に染みる傑作でした。
物語の途中で闖入してくるある登場人物がなかなか受け入れられなくて、少し腹立たしくも感じたのですが、彼の存在、彼の視点が重要な役割を果たしていることに気づき、監督の手腕に感服しました。
監督は照屋年之。
ガレッジセールのゴリ。ゴリエ。
映画を撮る人だったとは知らなかった。
長編は10年ぶりとのこと。
評価は高かったものの興行成績が振るわず、10年のブランクを作ってしまったという前作も観てみたくなりました。