ずっと気になっていた作品。
フランスの小児病棟で、難病と闘う子供達のドキュメンタリーです。
先ず思ったのは、日本とフランスでの病気に対する対応の違いでした。
日本では子供の病気に対して、子供抜きで親が全て把握し対処しますが、フランスでは子供達が自分の病気の状況をキチンと理解し、担当の先生は親と子供に病状を説明します。
そのせいか皆んな自分達の状況をとても現実的に捉えていて、とても五歳とは思えないような人生観をその幼い口から語るのです。
本当に何の誇張も無く、ありのままの子供達の様子をカメラが映しているのですが、より一層子供というより、1人の人間としてのそれぞれの生き方を見させてくれていたように思いました。
病気は、子供大人に関わらず人間だったら必ずなるものなので、病気との関わり合いやその捉え方に、ものすごく考えさせられるものがありました!