りほ

マザー・ドント・クライのりほのネタバレレビュー・内容・結末

マザー・ドント・クライ(2018年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

前半30分の何か奇妙なことが起きてるって場面の恐怖演出は素晴らしかった。最近見たホラー映画の中ではダントツかもしれない。死霊館に勝るとも劣らない感じ。
でもその後は主人公の内面に迫っていてあまりホラーしてなかったのでそこが残念だった。

この先は感想というより考察なので映画見てない人はほんと読まないでほしい。

主人公はレイプされたことで子どもを身ごもってしまった。この土地は1901年にレイプによって生まれた子どもは神父の許しのもと殺されていた。
精神科医の先生はこの話の中で「神父」の立場にあたり、悩める主人公を許しのもと助けるために邪魔なもの(母親、子ども、一方的に片思いされてる男)を殺すように誘導していた。
この話のなかで鍵となる黒い服の女の人は呪われた土地に巣食う悪魔的な存在で、これによって主人公は不安を煽らて最後錯乱したまま邪魔者を全員殺すように仕向けられた。
そしてその悪魔の本当の正体が精神科医先生なのかなって思った。
途中で主人公がなぜ先生のような腕を持つ精神科医がこんな土地でずっと精神科医をしているのか?と聞くけど、それの答え方が微妙だったから嘘をついているように思える。でも、それの本当の答えがこの土地に巣食う悪魔が正体ならつじつまが合うと思う。
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