やこぺってぃ

ザ・ビッグハウスのやこぺってぃのレビュー・感想・評価

ザ・ビッグハウス(2018年製作の映画)
3.8
すごい迫力だった。
アメリカってほんっっとに大きい。。もう、宇宙見てる感じだった。人種の坩堝。規模が違いすぎる。
映画館出て、日本に降り立ったとき、あまりの規模の違いと、おんなじような平たい顔がいっぱいで、ほっとしたような、悔しいような、つまらないような感覚になった。

観ながら、遠いアメリカで留学してた友達を思い出した。アメリカのミュージカルが一番だよと言って、日本はまだまだ全然だし、こんなもんかって感じだと日本に帰ってから言ってたのを思い出した。やっぱりそうかもしれないと映像を観ながらおもったのだけど、でも、彼女みたいに、アメリカの〇〇が一番っていうその言葉って、狂気に近いかもしれないなとか。彼女の言葉を聞いたときに感じた違和感みたいなものがすごく湧いてきた。アメリカってやっぱりすごいよっておもってしまうんだけど、じゃあ、私たちにはなにができるんだろうって、私たちにはなにができてるんだろうって考えなきゃ、いろんな意味で日本にいる人、日本でがんばってる誰かに失礼かなとか思ったり。まだまだだなって思うのは簡単だけど、それってじゃあなにができる?どうしたい?ていう意欲を放棄してることでもあるんじゃないか?とか考えてた。ずっと。わたしは日本のミュージカルに感動して泣いたこともある。アメリカのミュージカルをみて、感動して心が震えたのも覚えてる。一般的につまらないと思われてるものをみて、感動する人を責められないし、彼彼女らがそれで幸せならそれでいいんじゃないかなって思ったり。ただ、世界の大きさを見ずにして、なにも語ることはできないかもしれないとも考えた。


いろんな感情が生じた映画だった。
やこぺってぃ

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