Hello

ライトハウスのHelloのレビュー・感想・評価

ライトハウス(2019年製作の映画)
3.8
痺れた〜。。。
好き嫌いで真っ二つに分かれそうな本作。個人的には好きです。まだ未鑑賞のベルイマン作品『仮面/ペルソナ』に似てるらしいから観なければ。

脚本含め文学的な要素があるものの、実際にあった事件を元にしているからか惹き込まれるストーリー展開。そして演出はクラシックなスリラー映画の様な仕上がり。緊張感を煽るサウンドが登場人物の心境と物語の不穏な空気を表し、モノクロかつ1:1のアスペクト比が孤島の閉塞感を感じさせた。

なんと言っても主演2人の演技ね。109分間ほぼ2人しか出てこないんだけど、圧巻の演技よ、怪演。それだけでも観る価値ある。

本作から何かしらのメッセージ性を見出そうとすると、少々難しい気もする。神話からの引用や宗教観が強いからかな。強いて言うならば「光(ここでは灯り)」の使われ方が面白かった。

ロバート・エガース監督要チェック。
Hello

Hello