ライトハウスの作品情報・感想・評価

「ライトハウス」に投稿された感想・評価

あんこ

あんこの感想・評価

4.5
 映画好きは待ってたんじゃないか!「ウィッチ」のロバート•エガース監督最新作!そしてA24と来ましたよ。

 孤島で灯台守2人の共同生活物語!
 孤島と灯台ていうだけで立地条件◎の映画的最高物件だよね!それに孤独も付け加えららたらもうたまったもんじゃないよ!何か絶対起きるだろ!の予感プンプンな訳で、そこに行くのが、
 パワハラ•デフォー(ウィリム•デフォー)にシゴカレ•パティンソン(ロバート•パティンソン)!嫌な上司デフォ
 それから孤島で起こる謎が謎を呼ぶ嵐も巻き起こり、あれはなんだ?これはいったい?のミステリアスもぶち込んでくるあたり好み。体全体に響く音も忍び寄る狂気もあって、不気味かつ不快さ抜群!ジワジワ毒におかされる感じが中毒性ある映画だな〜

 そしてモノクロに画面が小さくてホントに昔の映画みたいな作り。

 映画の作りから全てただならぬ空気を出してくるあたり今回もやってくれたなロバート•エガース監督!

 もう一度観て全てを理解したくなるおかわり映画でしたね。

 ウィリム•デフォーとロバート•パティンソンほぼ2人だけの出演の演技合戦観るのも得すぎた!じっくり演技が一人一人観れるって贅沢だよね

 あんこぶつけたろか!
regency

regencyの感想・評価

4.5

このレビューはネタバレを含みます

まず冒頭から、音響がもう不吉さを煽る。やたらと鳴り響く霧笛の音やらカモメの鳴き声やら灯台の機械音やら、不協和音のオンパレード。その音に呼応するかのように、二人の灯台守もおかしな事になっていく。
ウィレム・デフォーとロバート・パティンソンの、実質二人だけの対話劇だが、観る前はキレキレ演技に定評あるデフォーの独壇場になるかと思いきや…というあたりがポイント。正直パティンソンがこんな良い役者だとは思わなかった。
ストレスとイライラが交差して対立したかと思えば、酒を交わせば“やおい”の一歩手前までいくこの二人の関係も、これまた不気味。
レイティングが「R15+」な理由も観て納得。エグくて不快な描写もあるが、モノクロ映像がセーブしてくれている面も。
ギリシャ神話が話の骨格にあるので、分からない人にはホントに分からないのが辛いかもだが、その分鑑賞後に語りがいのある映画。
kohei

koheiの感想・評価

-

このレビューはネタバレを含みます

ひとことで言うと面白くなかった。極めてシンプルなプロットと灯台という男根のメタファーのもと踊り狂う男たち、モノクロの質感が最大化された映像美はとてもよかったけど、いかんせん「怖さ」(じゃなくてもいいのだけど)のような惹きが足りない。それがこの映画の魅力であるにしても言葉が多すぎるし、音楽も過度にうるさい。己の想像力が欠けているからかどうかはわからないけど、想像の余地、余白が少なかったのも惹かれない所以だったと思う。もうちょっと静かな映画だったら…。期待してた。

このレビューはネタバレを含みます

音のモノラル感。それによるラストの音割れ
画面のサイズの閉鎖観
怖いというより不快なシーン多め
クラフト的なタコの足、人魚や片目の水死体、腸
古い撮り方してて。カモメの場面からカメラワーク
怖い光。これは高橋洋、黒沢清が提唱してるやつ
ウィレムデフォーの土埋め大会
Yuki

Yukiの感想・評価

3.5
Working in lighthouse for four weeks.
Young man(Robert Pattinson) struggles with overbearing old guy (Willem Dafoe).

Sexual and grotesque scenes confused the border between dream and real from time to time and it made this movie complicated.

English is difficult to understand but it’s more artistic things to feel.
umisodachi

umisodachiの感想・評価

3.6


4週間の灯台守をしに孤島にやってきたふたりの男。年老いた男は灯台に若い男を近づけず、過酷な労働をすべて若い男に押し付ける。夜な夜な酒を飲みながら繰り返される年老いた男の長話に嫌気がさすものの、逃げ場がないので従うしかない若い男。やがて、若い男は現実と幻覚の狭間で苦しみ始める……。

ウィレム・デフォーとロバート・パティソンのふたり芝居。強烈なパワハラ野郎のウィレム・デフォーと、鬱々として影のあるロバート・パティソンの濃厚なぶつかり合いを堪能できる作品だ。

ウィレム・デフォーの話す英語が独特すぎて(昔風)、英語字幕で見ても聞き取れずに苦しんだものの、途中で「これは全部聞きとる必要ないやつなのね」と悟った。対するロバート・パティソンの英語は非常に聞き取りやすかったので(こちらも訛りはキツいみただけど私にはわからず)、ストーリーや雰囲気を理解するには問題がなかった。

のっけから高圧的にキレ散らかすウィレム・デフォーにちょっと驚きつつ、仕方なく従うロバート・パティソンにもストレスが溜まる。ロバート・パティソンには大きな秘密があることが後にわかるのだが、それにしても言うこと聞きすぎだろとイライラ。正方形の白黒映像の閉そく感と相まって、見ているこちらまで息苦しさを覚える。

さらに、「ひー、パワハラきつー」と思いながら観ていると、次第に妙にセクシャルな映画だなと気づき始める。人魚の像を手に夜な夜な自慰にふけるロバパティや、性器を象徴するような灯台の映し方など、変態的な映像演出が目についてくる。さらに、後半では嵐で閉じ込められたふたりが頻繁に酔っ払って盛り上がったり喧嘩したりするのだが、いまにもキスしそうなほど接近したりしてハラハラ。激しく対立しつつも同性愛的な要素も感じられる濃い時間が延々と繰り返されていく。

ジャンルとしてはホラーらしいが、怖いというより不気味。もっというと、終盤になるにつれて増していく変態的な要素にはちょっと笑いがこみ上げてきた。ギリシャ神話をモチーフにした幻想的なストーリー展開は異様だし、結末は「うげっ」と思う衝撃的なものだったが、短い上映時間もあって疲弊する感じではなかった(少なくとも私は)。ふたりの演技を楽しむホラーコメディという感じかなあ。やたらオナラばっかりするウィレム・デフォーもおもしろいし。日本語字幕でもう1度観たい。


Keizysoze

Keizysozeの感想・評価

3.7
《孤島での灯台でパワハラと嵐と呪いで狂人化していく防人達》
【The Lighthouse】
★★★★☆ 4/5点 3.7
3月24日鑑賞。
2021年 63本目。
#2019年製作
#2021年映画メモ

大好きなA24が満を持して送る最狂映画。

いやー。これは久々に精神にきた😩

モノクロの中でのほぼ登場人物2人だけの閉鎖空間で第一印象は最悪。険悪な中の数週間過ごす先行き不安を定期的に鳴らされる重苦しい灯台の音
で表しているような。

次第にお互いの精神が崩壊して
酒で気が狂っていく2人の病が
観ている側にも感染していくような恐怖を覚える。

ラストシーンの
最後の鍵を手に入れた先の光景と
主人公の結末は衝撃的。

ほんとすごいわ。
胸糞映画の傑作。

今後もA24からは目が離せない
(今A24強化月間中です)。
eigadays

eigadaysの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

今最も刺激的な作品を世に送り出している、A24製作のホラー映画。ロバート・エガーズ監督前作の【ウィッチ】よりもよりチャレンジングな内容です。

出演者は灯台守りとそのアシスタントの二人だけ。当然二人だけのセリフの応酬になりがちですが、夢か真実かどちらともつかないシーンを多く挟み込んでいます。

セリフは難解です。しかも彼ら二人以外に登場人物はいないので舞台劇のようになりがちなところ、灯台の存在感を際立たせて観客を思索へ導きます。

正方形のアスペクト画面の白黒映画というフォーマットが、ホラー映画を越えて、この映画を哲学的なテーマに昇華させている様が見事です。

人外の存在も見過ごせません。カモメ、カニ、タコなどの実在の動物に加え、神話由来の存在も物語に奥行きを与えています。邦題をつけるなら【ニーチェの海】。
神話や幻など人間が空想で描くものを若者と老人を使って見事に「芸術」を撮っていた。白黒でより想像力を私たちに膨らませ途中夢なのか分からずに進んでゆくストーリーの中にも真実を掴めないこのなんというか見えない何かに縛られた感覚になってずっと夢の中にいるような感じだった。ローケーションは幅広く無いながらもワンシーンごとその場での出来事が濃すぎてプラス2人の演技に圧倒された。素晴らしかった。
気の合わないパワハラおじいちゃんと4週間(後に延長)一緒に仕事と生活をする事に。仕事はほとんど自分にやらされて、じいちゃんの説教を聞かされる毎日。ストレスからか女性の裸の幻覚も見えてきて、マーメイドの人形片手に自慰行為。マーメイド?との行為を想像しながら絶頂に達するシーンがめちゃくちゃ奇妙で印象的でした。
画像がモノクロなので暗いしより不気味、音楽も気持ち悪くて独特です。
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