KAIRI

ライトハウスのKAIRIのレビュー・感想・評価

ライトハウス(2019年製作の映画)
4.5
1890年代、ニューイングランドの孤島で四週間に渡って、灯台と島の管理を行う仕事が任された2人の灯台守がやって来る。
2人は初日から衝突を繰り返し険悪な雰囲気の中、やってきた嵐のせいで2人は島に閉じ込められてしまう…

観てる側を驚かしたりビビらせてくるような特別な演出はないけど不思議とめちゃくちゃ怖く感じる🧐
難解だし理解できないようとこもあるけど、作品全体の雰囲気と表現方法がたまらなく好きなのでこの点数にさせていただきます🙇‍♂️

徐々に狂っていく2人の姿がかなり印象的な作品。
罵声をあびせあったり笑いあったり、踊ったり寄り添ったり、どう見ても情緒不安定になっていく2人の演技力は凄まじい…

全編、モノクロで正方形の画面で進んでいくのが閉鎖的空間と孤独感をより強調されていて不気味さが一気に増す😔

暗くて静かな空間の中に鳴り響く音が非常に重要な気がした🤔
カモメの鳴き声・荒波の音・突風の音・雷鳴・叫び声のような灯台の音…
不気味で気持ちが悪く、こっちも気が狂いそう😵

フラッシュバックしたかのように突然出てくる人魚や死体などの不可解な映像。
あれは想像か空想か妄想か幻想か…
窮地に追い込まれた状況からくるストレスや精神障害の一種でもあるのかもしれない。
それにしてもロバート・パティンソンの演技は狂気に満ち溢れている。
あの演技には拍手を送りたい👏

“光”の先には何があったのか。
イーフレイムの目の前に何が広がっていたのか、非常に気になる…
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