小石川リョウ

教誨師の小石川リョウのレビュー・感想・評価

教誨師(2018年製作の映画)
5.0
今日は欲しい本があったのでブックオフに行ってすぐ帰るつもりだったが、たまたま見たかった映画の上映時間が噛み合っていたので、ふらっと見てきた。
昨年亡くなった大杉漣さんの初プレデュースにして最後の主演作となった「教誨師」だ。

主人公は死刑囚専門の教誨師で、希望する死刑囚と面会して、心の救済につとめ、改心できるよう導くボランティアをしている牧師さん。
なので、とにかく5人の死刑囚との会話劇なのだが、それぞれの役者が本当に自然な演技をしていて、グイグイ引き込まれ、最後には号泣していた。
会話からあらゆる社会問題が浮き彫りになる。ストーカー加害者の問題、格差社会の問題、教育問題、そして障がい者と冤罪と死刑制度の問題。
何だか頭をフル回転して色んな思いを巡らせた。

で、そんな疲れた頭で今に至って、今日は早起きしてこの映画館に来るべきだったと思っている。悔やんでいる‼︎

というのも、私が、いや世界が尊敬する塚本晋也監督が最新作「斬、」の舞台挨拶で来ていたからだ!
私がついた時にちょうど出てきたので写メだけ撮ったけど…あ〜話したかったよ〜(T ^ T)

早起きは三文どころじゃないおトクって思う!
小石川リョウ

小石川リョウ