教誨師の作品情報・感想・評価・動画配信

「教誨師」に投稿された感想・評価

ゆうき

ゆうきの感想・評価

3.7
宣誨師という職業があることを、本作で初めて知りました。
それぞれの死刑囚たちとひたすらに向き合って話すシーンで構成されていますが、切り取り方や表現の仕方が上手く、飽きることなく没入することが出来ました。
徐々に見えて来る、各々の人間性や犯した罪について。命の重さと尊さを考える時、人の命を奪うことは悪であるのならば死刑とはなんなのか、人が人を捌くとはどういうことなのか、そうした考えを見つめさせてくれる作品だと思いました。
ラストシーンと、エンドロールに音楽が流れないところも印象的でした。
玉置玲央さんが気になり鑑賞。


どんな犯罪を起こしても、最後はああなるのかな、少しは反省したり、死が怖くなったりするのかな、これもやっぱり想像でしかなくて、どんなことを考えるかなんて結局わからないのか。
何人かの死刑囚を想像してしまった。
見ている間に色んなことを考えさせられました。
死刑囚と牧師の交流。実在の犯人をモデルにしてるっぽいけど詳しい犯人の詳細は分からない。
6人の死刑囚のために月2回拘置所を訪れる教誨師の佐伯(大杉漣)

大杉漣と言えば名バイプレイヤー
その人が主演した最後の映画。

教誨師の仕事、ただただ死刑囚の
話しを聞くだけ?
書けない文字を教えたり希望がある様な事言ってたけど最期は死。
死が待ってるだけでしよ、、、
最期を見守るための過程を一緒に
ってことでしょうか、、
辛い仕事ですね。
なな

ななの感想・評価

4.7
「あなたたちのうち、いったいだれが、わたしに罪があると責めることができるのか。わたしは真理を語っているのに、なぜわたしを信じないのか。」
ヨハネによる福音書8章46節
yr

yrの感想・評価

3.7
囚人と教誨師が対話するシーンだけだったけど、囚人それぞれ個性があって最後まで飽きずに見入ってしまいました。
教誨師という職業がある事は初めて知ったけど、死刑執行の時も立ち会うということに驚きました。精神的な負担も大きいのだろうなと思います。
若い男の死刑囚との会話の内容が印象に残っています。なぜ人を殺してはいけないのか、死刑制度は許されるのか、なぜ人は生きなければいけないのか、色々と考えさせられました。
思い出して記録
確か「寝ても覚めても」と
二本立てで上映していたはず

鳥丸せつこさんの
虚言癖おばちゃんが
強烈に印象に残ってます

話も教誨師自身の闇にも
踏み込む流れになっていて
深淵を覗き込むとき
深淵もこちらを覗き返して
いるんやなぁと
感じたのを思い出しました
ku

kuの感想・評価

3.8
死刑囚と教誨師による対話。

内容は、受刑者の道徳心の育成や心の救済を行う教誨師の中でも死刑囚専門の牧師・佐伯は、独房で孤独な生活を送る死刑囚たちの良き理解者だった。6人の死刑囚たちに寄り添い対話を重ねる中、自分の思いがしっかりと届いているのか、彼らを安らかな死へと導くことは正しいことなのかと葛藤し、自身も過去と向き合う......というもの。

ほとんどの時間、教誨室で教誨師と死刑囚が対話をするだけのワンシチュエーション映画ですが、対話によってわかる死刑囚の事件の内容(死刑囚の主観)、そして、死刑囚の考え方や個性が出るため、飽きることなく見終わりました。

死刑囚1人20分×6人で1セットであれば、おそらく途中で退屈したと思いますが、死刑囚1人5分×6人を数セットであったため、飽きる前に次の死刑囚との対話に進むという進み方はよかったですね。次の対話では何が聞けるんだろう、とか、死刑囚の新たな一面がみれるかもというワクワクがありました😌

結局どうなんでしょうね。死刑囚は自分の罪としっかり向き合って死刑執行されるんでしょうか。現実ではどうかわかりませんが、今作ではそう思いませんでしたね。ストーカーらしき人も自分が許す側になってましたし、文字が書けなかった老人の最後のメッセージの内容。今作の教誨師を見ても思いますが、死刑囚に寄り添うということはできるかもしれませんが、改心するように導くことはとても難しいのかもしれませんね🤔

今作を見て、教誨師の存在意義を理解しましたし、死刑囚を自殺させないために身近になって寄り添う存在が必要なのは個人的にも納得です。最後に、刑が執行される際の床がバタンと開く音、言い換えると1人の命を落とす音、あの音を聞くシーンがあっただけでも今作を見る価値はありました。
Arbuth

Arbuthの感想・評価

3.5
名優大杉漣の最後の主演作。
個人的には『シン・ゴジラ』の総理や『アウトレイジ最終章』の組長のような、ちょっと情けないトップのおじさんの役のイメージが付いていたので、今回の役柄は新鮮でした。

大杉漣演じる教誨師の佐伯の目線を通して死刑囚の心理や人生に向き合う感じの作品なのかなと思ってたけど、むしろ死刑囚との交流の中で佐伯の心理や人生に触れる作品だった。
だから敢えてだと思うけど、死刑囚がどんな罪を犯してその刑を処されるに至ったかは最小限しか描かれない。
教誨師という職のあり方や難しさに焦点を当てた作品だった。ちなみに職と書いたけど無償のボランティアらしい。

死刑囚の個々の面々も個性的な曲者揃いで、特に大阪のオバちゃんこと野口死刑囚は強烈だった。どこにでもいそうな人懐っこいオバちゃんと見せかけて、言葉の節々に現れる異常性。怖かったなぁ。知らない俳優さんだけど、お見事でした。

そして一応メイン?の死刑囚こと高宮。
おりしも某メンタリストが優生思想を振りかざして炎上してる最中に観たのでタイムリーだった。

終盤に6人の死刑囚のうち1人の刑が執行されるのだけど、結局、佐伯にかれの魂を最期に救えたようには見えなかった。
その辺も邦画らしい邦画。
色々考えさせられました。
監督自身がシナリオを書いてるので、演出は自分の意図通りか。
それにしても、認知度の高い役所は数人かと思う。一部、臭い演技もあったけど、それなりに見れたし、会話劇のようで理解しやすい。だから、この評価。
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