Tamusugu

エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へのTamusuguのレビュー・感想・評価

3.9
不器用ゆえに無口で、友達ができないケイラ。中学生最後の週を迎えた彼女は、なんとか自分を変えるべく、動き出すが。
多感な時期:思春期の少女のリアルな心情と暖かく見守る父のストーリーで、ユーモアたっぷりかつ、最後はホロリときます😢

口コミで話題を呼び全米大ヒット、オバマ前大統領も年間ベスト映画に選出するほどとか。
監督はYouTuberという異色な経歴の28歳だそうで、本作はSNSが当たり前のデジタルネイティブな世代"Z世代"のリアルな感情や恋、人としての成長を映している。
この世代ならではの、繋がりを重視するあまり、人との距離感が掴めない葛藤などが映画の細部に宿っておりつつ、不変の思春期ならでは甘酸っぱさも映されていて、リアルさがとても良かった。

ヒヤヒヤしたり、目を覆いたくなるような行動がありつつ、父の偉大さなどが感じられる作品。娘ができてから観ると、また違ったように感じられそう。
Tamusugu

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