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劇場版シティーハンター 新宿プライベート・アイズのstewartkotalandのレビュー・感想・評価

3.7
【カとは】
例えば権力や財力などの強い力を持ったとき、どの様に活かすか。
それに支配されるのか。
それを支配するのか。
その考え方ひとつで全て変わってしまう。
優しい人間だろうが。
弱い人間だろうが。
巨大な力というのは変えてしまうもの。
お金は人を変える。
正にその通りだと思う。
武器も同じく、守る為と狩る為では全く意味が違うだろう。
巨大な力とは全くやっかいなものだ。

90年代の音楽と2019年の制作側の技術の進化や当時の芸人のネタなどは、多少ミスマッチ感があった。
ただ、そこにはしっかりと冴羽リョウが存在していたし、何ならあの3人まで出てくるほど、豪華。
ドローン兵器などを上手く交えて、今だからこそのシティハンターが描かれていて、面白かった。
そして、ゲストの飯豊まりえ。
違和感がなく世界に溶け混んでた。
役者や芸人がやると世界観に違和感を齎す事があるけれど、気にならないほどハマってたのは、素晴らしい。
そして、ラストの演出はにくい。
あれがあってこそ、この物語だよな。

ちなみに、フランス版のシティハンター(実写)は、原作と当時のアニメへのリスペクトを感じられるので、オススメ!
吹き替え版では、チョイ役であの2人も出ているので、未見の方は是非とも騙されたと思ってご覧あれ。
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