k-R

セラヴィ!のk-Rのレビュー・感想・評価

セラヴィ!(2017年製作の映画)
3.6
結婚式の当日の準備から本番までの一連にドタバタ群像劇が折り合っていく。

新婦を含め、全員ベクトルが自分向きで、利己的に動くので、もちろんチームとしてはバラバラ。問題が芋づる式で積み上がっていく。

どいつも自分本位で、みていて気持ちが萎えかけたが、このあと好転するであろう映画的なカタルシスに期待して、耐えてみていた。

思ったより終わり間際でようやく少し好転してハッピーエンド。

耐えた割には、根本的には何も解決していない、お茶濁しポジティブ展開に物足りなさを感じた。もっと映画的な都合の良さで、結婚式自体を準備からのうまくいかないことが一気に解決して協力的になるカタルシスが観たかった。

チームで働くためには、本気で対話をすること、相手を本気で想うこと、何かを任せることが重要なんだという学びは嫌ではなかっただけに、全体としてはもやもやが残る作品だった
k-R

k-R