きくり

八つのきくりのレビュー・感想・評価

八つ(2016年製作の映画)
4.0
強迫性障害を持つ人の一日のほんの一部を切り取っただけの話。どんなホラーよりも怖かった。異常な行動が怖いのではなく、本人も無意味な行動とわかってるのにやめられないのが怖い。泣きながら血が出るほど体を洗ったり、リモコンが机から少しズレただけで絶望した表情をする主人公にゾッとした。80分ワンカットで撮影されているので、とてもリアルに感じた。こんなに怖い映画は初めてかもしれない。