Asino

アドリフト 41日間の漂流のAsinoのレビュー・感想・評価

アドリフト 41日間の漂流(2018年製作の映画)
3.8
10/22
飲み会でサム・クラフリンの名前が出て(なんでなったんだっけ?)、彼をいつどの作品で認識したか?という話をしました。この話は何度もしてるんですけどね。ハンサムスルーの法則が働きがちな人だよねぇという流れで。

案の定この作品もそのとき聞くまで知らなくて、「遭難したときそばにいてほしい人の具現化」みたいな言葉(うろ覚え)を聞いたので見てみることに。

タイトルとかB級サバイバルものっぽいけど、どちらかというとラブストーリーとサバイバルもののミックスで、すごい派手な展開を期待してみると肩すかしかもしれないけど、俳優の演技とあと「それどうやって撮ったの?」の連続だったのでカメラワークも堪能できて意外とよかった。(変なきっかけで見たのに)
 
この映画はもう邦題が激しくネタバレしてるんだけど、最後もうひとつびっくりな展開があって(まあわりと丁寧に脚本で伏線張ってるのでなれてる人は気づくと思うが)、何となくそんな予想をしながら見てたのだけどフォロイーさまの言葉を噛み締めることにもなりました。
「遭難したときそばにいてほしい人の具現化」。まさにそれだった。

カップルでヨットで長距離の航海に出た二人が、ハリケーンに遭遇して船が致命的な損傷をし、彼の方が重傷を負ってしまう。
主人公の若い女性が独力で孤独な漂流をする話と、ふたりが出会って恋に落ちて、サンディエゴまでの移送という仕事を引き受けて豪華ヨットでハッピーな旅をする話(事故の前まで)が交互に出てくるので、絶望的な状況がなおさら辛いのだけど、運命の恋人的に描かれるサムクラがなおさら(めちゃくちゃ)素敵に見える効果も絶大(まあ半分は寝たきりだけど)

ネタバレはしないので機会があったら是非。でもすごく海が嫌いになるかもしれない。
あんな目に遭ってまだ航海を続けてる彼女はほんとにすごいな。
Asino

Asino