Yoh

ガトリング砲のYohのレビュー・感想・評価

ガトリング砲(1971年製作の映画)
2.7
1971年製作の西部劇映画。一見するとマカロニウェスタンっぽいが、米国産。マイナー俳優ばかりだが、チョイ役でロバートフラーが出演している。

1971年製作…1971年?!とついつい二度見してしまう本作。いやもう、ストーリーもダルダルだし演出もカットもたいしたことないし何より肝心のガトリング砲の射撃がしょぼい事しょぼい事。1971年というとレオーネ監督の「夕陽のギャング達」や「ダーティハリー」が製作された年ですよ…製作年10年ぐらい間違ってるんじゃないの、というツッコミが入っても可笑しくないぐらい、出来はよろしくないです(苦笑 しかしそんな本作も黒人のガンマンを出演させたり、「暴力は虚しい」というラストだったりして、60年代後半アメリカの公民権運動やヒッピーといった、当時の世情が反映されているのだなぁとしみじみ感じ入るところはあります。正直、ほんのちょっとの原酒を大量の工業用アルコールで割ったようなC級映画ですが、かすかに香るモルト香を探すのも悪くはないかもしれません。おススメはしませんが。
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