このレビューはネタバレを含みます
BD作家、エンキ・ビラルがメガホンを取った映画の第二弾。初見は1997年パリの映画館にて。フランス語が半分理解できなくとも、筋を追うのはできるくらい、プロットは簡単。ジュリー・デルビーや月面上の都市など、ハリウッド的グローバル感覚ではない、美術を楽しむのが吉。(月の支配者の青い血は、日本のカルトSF「ブルークリスマス」を連想したが、あまり繋がりはないようで・・・)
月を逃れる、ティコの愛人、レナが、Je n'ai encore jamais quitte la lune.とつぶやく、ラストは印象深い・・・