ティコ・ムーンの作品情報・感想・評価

「ティコ・ムーン」に投稿された感想・評価

青猫

青猫の感想・評価

4.0
月面都市には人が住んでいて、街がある。地域一帯を支配するマクビー家。その一族は血が青くなる持病があり、死を回避するためになんとしてでもティコムーンという人物の臓器などを移植しなければならない。「バンカーパレスホテル」のエンキ・ビラル監督作品。

殺し屋レナ役のジュリー・デルピーがほんとに綺麗。黒髪から赤髪になったりブロンドになったり、いろんな姿をみれるのですがどれもなんとも言えない魅力に溢れています。

映像の質感もさすがにかっこいい。オープニングから惹きこまれました。街の風景や人々の様子含めてこの映画だけの世界観が確立されています。日本語の放送も何度か流れますが、ちゃんとした日本語で感心しつつも安心。笑 キャンプ地もなんだか異様でいいなあ。

「月を離れるのははじめて」というセリフがなんとも素敵です。状況を説明するようなセリフが少ないので、理解しながら観たい場合あらすじは読んでおくべきだと思います。人物同士の関係性も把握しておけたらもっと楽しめるかも?とても好きな作品になりました。
tukino

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3.0
月面上に作られた人工都市で遺伝的病を持つ独裁者マクビー一族が適合臓器提供者ティコ・ムーンを追う物語。『フィフス・エレメント』や『ブレードランナー』に影響を与えたバンド・デシネの秀才エンキ・ビラル監督作品だが、物語の舞台となるパリの凱旋門や折れたエッフェル塔などの歴史的建造物が建ち並ぶパリに似た都市は、月面の植民地という未来的な世界観な反面、貧富の差が顕著に見られ殺伐と退廃的な空気の中で砂埃が舞い、未来都市の様な光景は見られない。ハリウッド的な映画ではなく、あくまでテクノ・ノワールなフランス的な映画であった。
今作の見どころでもある、どこか浮世離れした赤や黒のウィッグを付け替える女アサシンことジュリー・デルピーの透明感に魅了される。リシャール・ボーランジェの渋さもまた良い。
物語に起伏が無くもたもたとしたテンポの悪さは否めないが、全体的なヴィジュアルを含めエンキ・ビラル監督の創り出す独特な雰囲気を楽しむには十分な作品ではあった。
幾何学

幾何学の感想・評価

3.5
撮影当時の実在する「現在の物」を旧世界の遺物のように扱うことで近未来的に見せる描写に惹かれる。これは古めのSF映画に感じるフェチ的な嗜好かも。グレー、ブルーが印象的な絵作りで、生気を感じない無機質な世界に見えるのも好みだ。
『バッファロー'66』が頭をよぎったのはこの色味のせいかもしれない(異論は認める)。ラストシーンで主人公たちが息を吹き返すようにも思えるあの美しさとも重なる。最後のレナの後ろ姿がとてもいい。
櫻

櫻の感想・評価

-
原作は監督自身が制作したバンド・デシネ。独裁者のマクビーを蝕む奇病を治すための唯一つの頼みの綱である、ティコ・ムーンを探すことで動き出すストーリーはさほどなものではないと思う(なぜだか何度見ても忘れてしまうんだな)。だが、ジュリー・デルピーが演じる殺し屋のレナの登場シーンは格好良いので必見。未来都市なのにレトロな月面都市の退廃的なムードや全体を通しての湿度の高さと温度の低さがとても好み。たぶん諸々のヴィジュアル等を楽しむ方が良い。
ゴダールの「アルファヴィル」はアンナ・カリーナ演じるナターシャに最後「愛しています」と言わせるための映画だと思っているのだけど、本作もまた、最後にレナに「月を離れるのは初めて」と言わせるための作品なのでは?と思ってしまう。(違うけど)そんなラストシーンがとても良い。
sksk

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5.0
私を映画開眼させた熊本Denkikanで観た。

エンキ・ビラルが撮った映画なんてそりゃ観るに決まってるよね。美意識がすき。
alabama

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2.8
女優さんも好きだし雰囲気は好みで良さそうかなと思ったんだけど、映像の世界に入り込めず、、、
ブリジットバルドーのミスターサンが流れるシーンのけだるい感じは好き。
●'98 2/?〜『ジュリー・デルピー特集』
(初公開: '97 8/2〜単館公開)
配給: パルコ/ザナドゥー
ワイド(ビスタ) DOLBY
2/26 10:50〜 早稲田松竹にて観賞
フィルム上映 ドルビーステレオ映写
1/?パンフ購入

同時上映:
「ファングルフ 月と心臓」
yoshimi

yoshimiの感想・評価

3.9
似てるって言われて職場の人に借りた。
殺し屋の女の子はレオンのマチルダをおもい浮かべる妖艶さ!むしろ殺し屋だしマチルダのその後のような気がしてしまう…(全く関係ない映画だけど)
みんな好きそうなのに意外と知られて居ないんだな〜。
ビジュアルに期待を煽られたが、登場人物の言葉、物語の筋が全く理解できず、セットにもこだわりは感じるが、一見未来的なようでいて、じっと見ていると60年代のSFのような古めかしさも感じられ、ついにあまりの退屈さに、映画館で見事に眠りこけた。

あまりに理解できず、馬鹿に高価なパンフを買い求め復習を試みたが、それでも物語の筋がつかめず、登場人物の設定も頭に入らず、テーマへの謎はついに深まり切って、まさに奇々怪界、キツネにつままれたような気持ち、霧の中にたゆたうような足取りで京都の映画館を後に。あんな不思議な気持ちに陥ったのは、あの日が最初で最後の一日だった。それでもブラボー、みなみ会館(笑)
chisa

chisaの感想・評価

3.2
ジュリーデルピーが赤い髪の殺し屋
フランス映画、たまに赤や青に髪を染めたキャラクターでてくる。これはあまり似合ってなかった。
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