「チワワちゃん」一見お洒落でポップなキラキラムービー、ってデコレートの奥に、
翳りや憂い、鬱屈とした青春時代の寂しさやモヤモヤ、が、とても繊細に丁寧に描かれているので、逆にあのキラキラ感が尚更、
刹那的に残酷に映る、と言うとても高度な、エモーショナルな作品でした。
あとチワワちゃんたちの溜まり場のクラブ「セジウィック」に、アンディ・ウォーホルのミューズだったイーディ・セジウィックの、3枚3色のシルクスクリーンの肖像画が印象的に飾られてて、何度も何度も色んなシーンで映ります。
イーディも、刹那的に人生を駆け抜けた人で、いわばサブカルのアイコンだから、
なるほど、チワワちゃんに重なるな…と、
映画の美術さんに唸りました。二宮健監督もさすがです。
