「ここより他に世界は無い」的な洗脳を子供にほどこすって冒頭のシーンは、ブラッドベリの「びっくり箱」や映画「ヴィレッジ」なんかにもあって、それなりにワクワクしますね。
そして少女が初潮を迎えると、成長を抑える注射なんかしちゃうオッサン(親)。
しかしオッサンは突然の猟銃自殺。残された少女は外の世界へ。
と、このあたりまではなかなか面白かったし、ヒロインの少女が駆除された人狼族(って言っていいのかな？)の最後の一人だったってのも、異形の哀しみみたいなのを感じさせて結構好み。
しかしその後がなあ。
彼女が身篭った子供の父親の苦悩とか、二人の愛、しかし所詮は結ばれない、みたいなドラマをもっと描いて欲しかったです。
そうそう、あの美人の保安官、見たことある顔だなーと思ったら、リブ・タイラーだったのね。
