あっしー

ちいさな英雄 カニとタマゴと透明人間のあっしーのレビュー・感想・評価

3.4
レイトショー二本立ての一本目。
「カニーニとカニーノ」
とにかく絵が美しいに尽きます。台詞は名前を呼び合う程度なのでほぼないです。短編であるが故になのか、ストーリーがふわふわしてたかな(本物のサワガニが出てきたときはツッコミたくなりました)
「サムライエッグ」
生まれつき卵アレルギーの男の子のお話。母の愛にグッときました。そして子供からの将来アレルギー克服宣言。頑張れ!と素直に応援したくなるラスト。
「透明人間」
身体は透明だけど、服を着てメガネもかけて、視覚的には見えるはずなのに、人はもちろん、機械から、ついには重力からも認識されない透明人間のお話。ここにいるのに!物は動かせているのに!常に重りを抱えていないと飛んでいってしまう不安定さと、悲壮感漂う雰囲気がけっこう好きでした。