ちいさな英雄 カニとタマゴと透明人間の作品情報・感想・評価

「ちいさな英雄 カニとタマゴと透明人間」に投稿された感想・評価

daiyuuki

daiyuukiの感想・評価

4.0
『メアリと魔女の花』を手がけたスタジオポノックによる3本の短編からなるオムニバス形式のアニメーション。米林宏昌によるカニの兄弟の冒険物語『カニーニとカニーノ』、高畑勲監督の右腕として活躍した百瀬義行による母と少年の人間ドラマ『サムライエッグ』、アニメーター出身の山下明彦によるアクション『透明人間』の3本。
「カニーニとカニーノ」 
生まれたら大冒険。 
虹色のトンボが舞う川底に、サワガニの家族が暮らしていた。父トトと兄カニーニ、そして、甘えん坊の弟カニーノ。巨大な魚たちから隠れてひっそりと暮らす3匹を、ある日、大嵐が襲う。間一髪でトトに助けられたカニーノ。しかし、巨大な泡の塊は、身代わりにトトを飲み込み、連れ去ってしまう。カニーニとカニーノは涙をぬぐい、父を探して生まれて初めての旅に出るがー。 
人間のすぐ傍らにある世界で、家族を守ろうとした、ちいさなカニの兄弟の大冒険が今、はじまる。
冒頭からセルアニメとコンピューターグラフィックの合成による大自然の神がかった描写に息を飲み、サワガニの兄弟が川の渦に巻き込まれた父親を探しに行く冒険にハラハラドキドキし、川の生態の弱肉強食に負けないサワガニ一家の強い絆にほっこりさせられ、ミクロの世界を舞台にした冒険が得意な米林宏昌監督の持ち味を生かした短編冒険アニメ。
「サムライ・エッグ」
いのちは、負けへん。 
東京・府中に暮らす少年シュンは、野球好きで元気な小学生。ダンススクールで働く母は、そんなシュンを温かく見守りながら育てている。しかし、シュンにはひとつだけ友だちと違うことがあった。彼は生まれた時から極度のたまごアレルギーに悩まされていた。ある日、野球の練習から帰ったシュンは、母の留守中に誤ってたまご入りのアイスクリームを口にしてしまう。突如、シュンの体に異変が起きる。そのとき、シュンがとった行動とはー。 
実話をもとに描く母と少年の愛と感動の人間ドラマ。
たまごアレルギーの男の子が、たまごを怖がってばかりいたけど、たまごアレルギーを克服しようと決意するまでを日常的な冒険アニメ風に描いていて、日常の中の冒険を描くスタジオ・ポノックらしい短編アニメ。
「透明人間」
ぼくのことが、見えるんですか。 
古ぼけたアパートに暮らす、ひとりの青年。ワイシャツを着て、歯をみがき、いつものとおりに家を出る。しかし、何かが違った。彼は透明人間だった!だれも彼のことが見えない。コンビニの自動ドアも、ATMすら彼を認識しない。 透明人間がついに重力からも見放され、次第に空高く舞い上がっていく。このままだと消えてしまう、いのちもー。 
都会の隅に生きる見えない男のたった一人の闘いを、スペクタクルアクションで魅せる究極の野心作。
透明人間が、自分の存在や命の重さを取り戻すための苦闘をスピード感のあるアクションで描く。「ただ生きているだけじゃ生きていることには、ならない。人と関わることで存在は重みを増す」ということを描くオチが沁みるファンタジーアクションアニメ。
斬新な表現や日常をテーマにした作品が多く、スタジオ・ポノックの名刺代わりのオムニバスアニメ映画。
M氏

M氏の感想・評価

3.3
子供がいるからかウルっときた。
独身時に見ていたら感動はしなかったかも。

カニ→擬人化という解釈もあるけど、私はあれは水の中に住む妖精というかアリエッティみたいな存在かなと思う
特に伝えたいことがあるのかは分からないしストーリーはありきたりだけど、絵が綺麗だしまぁ見て良かったとも損したとも思わない。最後のハグシーンは母親の気持ちになりウルっとした。

エッグ→アレルギーがあるとこんなに大変なのかと感じた。それ以上でも以下もない。赤ちゃんのシーンなんかはアレルギーを持つ人なんかは心がきゅっとなるんじゃなかろうか。アレルギーがない子供でも何かあるたびに焦り調べ頼り、毎日必死に生かしてる育児をしてる人なんかは、ああ...わかる...ときゅってなるんじゃないかな。

透明人間→死んでるの?生きてるのに存在が薄い比喩なの?それとも他にどんな解釈があるの?おじいさんも透明人間なのか?
赤ちゃんのシーンは良かった。
人により解釈が分かれるだろうから他の人の感想を聞いてみたい。


全体的に観た後に得るものがあるかというと特にない。でも観て損でもない。
それぞれの小さな世界で必死に生きる小さな英雄の日常のワンシーンを覗いて、これからの未来を想像する作品。
何年かしたらまた観たいかも。
時間が経ち経験することが増えていくたびに感じ方が変わるかな?と思える作品。
きりん

きりんの感想・評価

3.5
どの話も良かったと思います。
こういう短編映画もっと見たい…!

カニーニとカニーノ
→水の表現凄い。超リアル新海誠監督レベルにリアルだった。話は割とありがちな話だったけどハッピーエンドなのでOKです。

サムライエッグ
→絵柄好き…鉛筆で書いたみたいな暖かいタッチと話の内容があってた。この親子に幸あれ…

透明人間
→急に暗い感じになる。トラックのシーンでの音楽がかっこよくて好きだしとりあえず長編で見させてくれ。
Daiki

Daikiの感想・評価

2.1
2019年公開映画118本目。

ディズニー/ピクサーのショートフィルムとは雲泥の差。

「スタジオポノック今どうしてるのかな」くらいの軽い気持ちで観た方が良い。
命を繋いでいこうとする「ちいさな英雄」の解釈は三者三様で面白いが、短編の小粒感を払拭できる程の強烈さはない。
寧ろ長編で観たい話もあり、いまいち食い足りなかった。

「カニーニとカニーノ」
水の表現は写実的過ぎやしないかと思ったが、美しい。
魚がしっかり恐ろしいのも良い。
しかし、それ以外はやはりありきたり。
水中であることの面白さもあまり感じられない。
キャラクターは魅力的なだけに、もう少し話か表現に工夫が欲しい。

「サムライエッグ」
アレルギーに立ち向かう子どもという物語は短編ならではの規模感で新鮮だし、クライマックスのエモーションも一番強かった。
シャトルランの音を基にした音楽も面白い。
それでも単純な話ではあるため、相対的に印象深かったという感じ。

「透明人間」
他者から見られない、触れられない、求められないという社会的な孤独を透明人間の主人公が可視化する。
このままどこかに浮かんで永遠に消えて行くのではないかという恐怖感はリアルだった。
だが、これは長編で観たい。
短尺だから畳み方が無理矢理で勿体ない。

これは日常の片隅で戦う「ちいさな英雄」の物語であり、短編集の題材としては理にかなってるのだが、それならば「ちいさな一歩が実は偉大な一歩である」という実感を与えなければならないはず。
つまり、短編であることを忘れさせるくらいの何かがあってほしかった。
本作がその域に達しているかというと否であり、次の長編監督探しという印象の方が大きかった。
スタジオポノック短編アニメ集。
そんなに期待していませんでしたが、3作品ともイマイチでした。
filmarksのあらすじにほとんど書いてある通りですね。
絵は綺麗…というのも当たり前のような気もしますし、一つ一つの物語も「あーなるほどね」くらいの印象。
木村カエラのエンディングテーマ「あーそぼ遊ぼ、小さな英雄遊ぼ♪」がやたら耳に残った。
chim

chimの感想・評価

2.4
カニの話はなかなか良かったかな。
川の流れだけが妙に綺麗だったのが逆に気になった。
個人的には透明人間が楽しみだったんだけど、そこまでだったのが残念…
なんでこんなに評価辛口なんだろうって思いつつ、レビュー書いてます。たしかにテーマソングにはあれ?と思ったが^^;
短編3本、3者3様の魅力満載だった。

・カニーニとカニーノ
言葉やセリフが相手に呼びかけること以外でほぼ無い中で、その時々の様子と心情が演出やキャラクターの身振り手振り、表情で表現されていた作品。小さい身体で精一杯勇気を振り絞る逞しい2人の子どもらが健気だった。
・サムライエッグ
卵アレルギーの息子とその母の話。ほんの少しでも死に直面するということが居た堪れなかった。大人になるにつれて、治るといいなぁと応援したくなった。
・透明人間
中田ヤスタカ氏の音楽が映像と相まって最高に良い。誰からも自分の存在を認知してもらえないことの虚無と残酷さと共に、その中で温かさに触れた時のほんのりとした温もりが感じられるお話だった。
映画は長けりゃいいもんってわけではないけど、それぞれちょっとずつ物足りなかった
かつ

かつの感想・評価

3.9
赤ちゃんが泣いてるの見るだけで涙出るって病んでるんかな?笑
というかどれも涙出てきた。
本題に移って、、

「カニー二とカニーノ」
話は王道路線やけど、キレかった。
タイトルの「ちいさな英雄」こそこれ!
まさに弱肉強食の世界。

「サムライエッグ」
一番、現実味のある話で卵アレルギーで食べると蕁麻疹、酷ければ死に至る可能性もある。
自分も昔、喘息とかアレルギー持ちやったから共感できたというか子供やから気づけない分、親の見てくれてる存在感に改めて感謝。

「透明人間」
三話目にしてちょっと味のある大人のアニメーションって感じがした。
「大人は自分のことでいっぱいいっぱい。」
まさにそういう事を感じた。
赤ちゃんはその分これからを生きていくからちゃんと存在が見えたんだと、
tio

tioの感想・評価

2.7
この短い時間で絵もストーリーもクオリティすごかったと思うんですけど、ぎゅっとしてた分、なんだか怖かった余韻しか残らない…
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