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止められるか、俺たちをのYのレビュー・感想・評価

止められるか、俺たちを(2018年製作の映画)
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2018年劇場50作目
とても真っ直ぐで純粋。
所々に挟むモノクロフィルムから発する熱。
映画への思いに胸が熱くなる。
今のように煩くない時代、思想をぶちまけた作品は監督を映す鏡なのかもしれない。
手を伸ばせば夢が掴めそうな時代。
今より輝く何かがある。
めぐみさん視点だと性への劣等感感じ、女を捨てたと言い切る彼女のセリフは「何百何千としゃべっても伝えられないものが一つのカットで出ちゃうんだ。映画はそんなスゴさがある」 や「突き詰めればやるか、やられるか、になってしまう。それを暴力なしに映画でやろうってんだから難しい。」などとカッコいい。
しかし結局自分の性を、突きつけられ実感させられるようなラスト。
鑑賞中にこみ上げ何度か泣きそうになったのは、映画愛と若松プロへの愛が何も知らない自分にも伝わってきたんだろうな。
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