止められるか、俺たちをの作品情報・感想・評価

「止められるか、俺たちを」に投稿された感想・評価

tonkara

tonkaraの感想・評価

1.5
この映画に「時代と若松孝二の血の臭い」(大島渚)は無い。そもそも最後、警官たちに制止されて止まっとるやないか。なぜ警官を殴って突入しない?それでボコボコにされてこそ、この題名だろうに。馬鹿馬鹿しい、もっと真剣にやってくれ、これでも結構期待して観に行ったんだ。思い出したのはやっぱり『グッバイ・ゴダール』。

ただし主題歌MVは荒井晴彦が主人公で妙にぐっときたのでプラス0.5。https://www.youtube.com/watch?v=gmFQxetCZLw
ttm

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4.0
スコーレで観ることが礼儀なのかも知れないがらそんなことよりも観て良かったと思えたことがなにより。予習はしなかったが復習がしたくなる映画だ。
若松孝二の名前を初めて聞いたのはいつだか覚えてない。ただにっかつロマンポルノを知ってから、先鋭的な作品を取るピンク四天王から遡ってると、必然的に若松孝二の作品に行き着いた。

「キスより簡単」「シンガポールスリング」なにも感じるところのない作品で、この監督の一体なにがすごいのか分からないまま、「餌食」「水のないプール」に。驚愕。

大学に入り、しがない映画サークルに入部。1年生の学園祭、わがサークルは「下血上映会」と称して女性の下半身から鮮血が滴り落ちるチラシを作り「胎児が密猟するとき」「闇のカーニバル」(山本政志監督)を上映。先輩が率先して息巻いた上映会。学生運動も全共闘も知らない自分がまるでマスターベーションのような反体制映画を突きつけられる。

しかし政治的なもの以上に鮮烈な映像表現に魅せられ若松作品過去作を掘る。

なにも響かない作品もありつつ、フィルモグラフィーを辿った中で出会った「ゆけゆけ二度目の処女」。私的若松作品最高傑作。
性の衝動を生命力と情動で一気に疾走していく快感。いまだこの作品を超える邦画の芸術作品はないというくらいの衝撃を受けた。

「止められるか、俺たちを」
世代はズレていながらも学生運動の余波を残し続けた大学にいた立場からすると、主役の吉積めぐみは自分に被るような錯覚に陥らされた。
動き続け、関わり続けていながらも、その中で自分の目的を見出せない(どう闘ったらいいのかわからない)、めぐみの姿に突き刺さるものを感じた。

大学4年。当時の空気感を味わいたくて入り込んだ新宿ゴールデン街。
本編にもロケ地として新宿とこの街が使われているが、やはり隠したくても映りこんでしまう今の背景があるのは相当ロケ地やカメラワークに苦心したのではないかと推測。
それでもゴールデン街の生きる証人「クラクラ」のマスター、波羽山文明さんがさりげなく登場しているところにこの映画のリスペクトを感じる。

「われに撃つ用意あり」で原田芳雄と桃井かおりが寄り添いながら全共闘時代と現代を対比して見せたコマ劇場も今はゴジラが天空に口をあけるビルに変わっている。

「止められるか、俺たちを」
若松プロダクションがまだ終わらない宣言を掲げた映画でもあり、新たな歴史を更新していく雄叫びの映画でもある、、と思いたい。

まぎれもない傑作である。
‪テアトル新宿にて
‪展示も沢山あって聖地のようだった✨🎬‬
‪「千年の愉楽」もテアトル新宿で見たなーって思い出した🎥
honobon

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3.6
岩松プロダクション再起動の始まりは、それこそ「カメラ(を回すこと)を止めるな!」ということか。

当時の想いは持ち合わせていないし、恥ずかしながら若松孝二の作品を一つも見たことはないけれど、その時の時代と重なる、パワフルな大人たちの青春がスクリーンにあった。

どんな人間になりたいか、緊張しながらもうちょっと考えてみようかな。
若松孝二の話。

笑えるシーンが多々あり、若き映画家たちの葛藤も多く、色んなものが濃縮されていた。

井浦新演じる若松孝二がすごく残る。若松作品一つも観てないし観る予定もないけど、若松孝二には惹かれたなぁ。めちゃくちゃ面白いこの人。
「映画の中では何をしても自由。」てのも良いし、色んな人との会話も良いし、ほんとにスカッッッとした。

主人公めぐみは正直わからん。最後だって何かを残したのかとかは描かれてないし、若松さんと周りの人間にいろんな思いを持つ人としか思えない。
ただ、若松孝二を描いた作品としては、対象にフォーカスを合わせる人としてすごくハマってたとは思う。

今日観た中で1番好き。結構笑えたし、一人の面白い人物にスクリーンを介して出会えたからね。
nagisa

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4.1
181014 CINEMA ONE g-st.

パンフも読みごたえありました。
Ku

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3.0
若松プロの映画みたくなった。ただ平成生まれの自分には共感がしづらくてなんだかなあ…
ryota

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3.8
新宿の街並みで明らかに現代的なものが多々映り込んでいるのも若松孝二イズム?
細かいことは気にするな!それでいい!

若松孝二という男に興味を持った。
映画業界というものが怖くなった。
映画業界が嫌になったけど、映画から離れる方がもっと嫌だ。
一歩踏み出してしまった。
から、こんなもの観せられたら、もう自殺するしかないだろう。

わかる、わかる。
その気持ち。



テアトル新宿で鑑賞。
隣の席に太賀が座った。
なんか、緊張した。
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