数々の出版社を渡り歩いてきたベテラン編集者が、入社してきてすぐの出版社内の争いの中で数々のアイデアを繰り広げ、大きく世の中を揺るがしていく。そして、そこに隠された意図に翻弄される若手編集者の奮闘。
ふたりのまっすぐな想いとバランス感覚で、心地よいスリル感のあるストーリー。
どこまでが原作に忠実なのかはわからないが、大泉洋さんの飄々とした部分をうまく役の頑なさとリンクさせていたのと、松岡さんのいい意味で猟奇的感のある実直さが役と重なり合っているのが、上手い配役・上手い役者の使い方だった。
エンディングも斬新でいい。