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全く聞いたことのない演目だったけれど、ボリショイ・バレエinシネマのTwitterであらすじを紹介してくれていたので、それを参考に。なかなか個性的というか、にわか知識では把握できない部分もありつつ、なんにせよ美しい踊りは目の保養だったので良し。
オペラ歌手による歌や、奏者による演奏が舞台上で生で行われるという演出が新鮮。バレエでは珍しいような。単に私に知識がないだけかも。
第一幕、女性のエキゾチックな踊りが素敵。ペチョーリンに惹かれていくにつれ、段々とクラシックバレエの振付になっていくのが面白い。
第二幕、赤いドレスの女性の鞭のようにしなやかで力強い踊りに目が釘付け。プリマドンナに対してかっこいいという感想を抱いたのは初めて。
第三幕、群舞の真骨頂とも言えるような踊りは圧巻。映像で見てしまうともう少しシンクロして欲しいような気もしつつ、充分すごい。ラストの3人のペチョーリンが揃うパートは興味深い。『現代の英雄』というタイトルが示す意味は一体何だったんだろう？
