このレビューはネタバレを含みます
巨人とか言うからファンタジーっぽいストーリーなのかと思ったけど、巨人症の人の悲しい話だった。
まぁ、ああいう人たちは見世物みたいにしてお金稼ぐしか手はないのかもしれないけど…。
お兄さんも、弟の代わりみたいに戦争に行かされて右腕動かないようになって仕事できなくなったり、夢だったアメリカ行きを末の弟に取られたりで散々な人生だったし、どうやっても上手く行かない人生で可哀想ではあった。
巨人化してしまった弟も普通の姿のままだったらもっと幸せに暮らせただろうにと思うと悲しい。
いろいろあってもやっぱり兄弟。
お互いに思いあってるところなんかグッときた。
多分弟はお兄さんにお金を残したくて、死んだら研究のために遺体を売るという契約を結んでたんだろうな。
誰も悪くない。
運命のいたずらとしか言いようのない悲しい話。
これ、実話ベースなんだな。