しろくまい

軽い男じゃないのよのしろくまいのレビュー・感想・評価

軽い男じゃないのよ(2018年製作の映画)
3.0
No.95

⁡男尊女卑をテーマにした作品。
今まで女性を見下して生きてきた男性が、パラレルワールドへ迷い込み男性が見下される世界へ
「男女の権力が逆転した世界」とは?

今まで当たり前に思っていた事が逆転することで、こんなにも違和感があるなんて。。。
今の時代男女平等だ!なんて言っているけど潜在的な概念がまだ拭えていないのだと、とても実感した。

男女逆転パラレルワールドでは女性が男性に対して
やたら「セクシー」やら「可愛い」やら、容姿について誉めて、ひたすらにいやらしい目で見ていることが一目瞭然。
か弱いんだから持つよ、とか言って男性を見下した発言の多さも目立つ。
性交渉だって女性主体で完全に男性は欲を満たすだけの道具のようなもの。
仕事に関しては権力なしで雑用のようなポジション。

でもこれって今でこそだいぶ改善されてきたけど、一昔前の女性に対してだよね。
性別というカテコライズに分けられて権力の差があるのってくだらない。
くだらないけど、この作品を観て自分がまだまだ性別に対しての固定概念があることを痛感した。

もっとより良い差別のない世界って言ったって固定概念を拭わないと無理ゲーやな。
政治家が男性中心であることも、イクメンという言葉があることも全て男女差別の名残なのだろう。

作中女性の胸が普通に映るんやけど、こんなにもエロさを感じない胸は初めてっていうくらい本当に何もただただ「はい、胸」って感じだった。
自然体すぎて撮影の仕方でこんなにもエロさを感じないのかと。ある意味すごい。
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