軽い男じゃないのよのみみみのレビュー・感想・評価

ここまで精密に作り込まれたミラーリング描写は他にないと思う。ただの政治的思想に留まらないユーモアもふんだんにあって見入ってしまった。
あと、字幕について。邦題の「のよ」っていうの、あきらかに日本語じゃないと表現出来ない言葉で、自分的にこの“女言葉”みたいなの胸糞なんだけど(こんな言葉使う女どこにもいないから)、映画の中で男が使う言葉としてふんだんに字幕に出てくる。日本語に潜むジェンダーの問題にもハッとさせられる映画だった。