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軽い男じゃないのよのぴぴぴんのレビュー・感想・評価

軽い男じゃないのよ(2018年製作の映画)
4.5
ミソジニーな男性が男女の立場が逆転した世界へ飛ばされた話。

日本ではない社会で暮らすことによって、日本に蔓延る自分でも無意識だった女性軽視に気づくことが増えたけれど、これを見てさらにまだまだ自分には見えていないこと(自分では経験しない差別)ってあるんだろうなと学べました。
細かな日常描写の男女逆転だけではなくて、このストーリー自体もよくある「強気な女性に高慢な男性性の男性が出会って本気の恋に落ちる(=女性に寄り添う王子様的な人になる)」最近の?シンデレラストーリーになっていて、結局はどちらかが強いって言いたいわけではなくて、個人としてあくまで”公平に”向き合う大切さを説いてる、フェミニズムって男性軽視したいわけではないんだよ、ってことを極力分かりやすくみせてくれたお話だと思いました。

男性軽視社会でのLGBTなクラブが象徴的だったなー。

でもまだこれ作れるだけフランス良いなと思う。日本版なんて今の日本では全然まだまだ作れないだろうなーと正直思ってしまう。本当ずっと変わらない。