はせ

バーフバリ 王の凱旋 ≪完全版【オリジナル・テルグ語版】≫のはせのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

バーフバリコラボでカレー味のホットスナックが販売されていまして、やたらとカレー臭い劇場内が満員!リピーター多いんだろなあ。伝説誕生で楽しめなかった人でも王の凱旋は楽しめるはず!と聞いて期待に胸膨らませて劇場に足を運びましたが…残念!やっぱりダメでした…ほとんど退屈でした😂
アマレンドラがなんやかんやでカッタッパに殺されることになって、マヘンドラがバラーラデーヴァと対決してなんやかんやで勝って再びバーフバリが王座に就くんやろな…というのは前作の展開から簡単に思いつく王道な脚本だけど、予想を裏切ってくれずにその通りの展開。危険な目にあっても、バーフバリ最強やからきっとなんとかするんやろな…と、安心してしまい、実際なんとかなってしまう。「きっと」どころじゃない、「絶対、うまくいく」。じゃあ映像で楽しもうと思っても相変わらず安いVFXにスローモー連発で飽きが来るアクション。う〜ん。
映画に限らず娯楽作品は基本的に全てインチキで、脚本もウソっぱちでキャラクターも俳優が演じてるだけです。だからそのインチキをどれだけリアリティ持たせて真に迫れるかというとこが映画の面白さだと思うんです。あの安っぽいVFXじゃあ僕は満足できませんでした。VFXに割く予算があるならバラーラデーヴァの戦車を実際に作って叩き壊してほしかった!と思うのは僕だけだろーか。インチキじゃないのは俳優陣の肉体美だけじゃないか!
なぜこんなに絶賛されている作品に退屈してしちまうんだろうと、上映中ずーっと考えてたんだけど、それはおそらく僕が緊迫感やリアリティを気楽に鑑賞すべき作品にも要求してしまうところにあるんだと思う。たぶん。
序盤のクマラ関係のコメディチックなやり取りや、アマレンドラとカッタッパが賊どもを流れ作業のようになぎ倒すアクションシーンとかはホント素晴らしかった。王族に生まれたからにはどんな手を使ってでも王座を目指すっていう強かなバラーラデーヴァの上昇志向も大変良かった。製作陣にはもっと振り切って2時間ずっと合戦シーンで、頭のネジぶっ飛んだような古代兵器の応酬のバカ映画とか作って欲しいですね。
日本人が最も鑑賞したインド映画だろうし、その歴史的意義は大きいと思う。今後続々とやってくるであろうインド映画が楽しみだ。
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