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ビリーブ 未来への大逆転のminnのレビュー・感想・評価

ビリーブ 未来への大逆転(2018年製作の映画)
5.0
「闇の中の光であること」

オンライン試写にて鑑賞。大勢の男たちの中をたった1人で、背の低い女性が歩いていく冒頭のシーンから引き込まれた。特に前半は、息をするように女性を差別する男たちばかりで観ていて憎しみが込み上げてきたが(笑)、そんな中でも逆境に負けず、自分の正義をつらぬくルースの姿に涙が止まらなかった。自分の立場を危うくしてまで彼女をサポートする夫や、諦めかけていた母の背中を力強く押してくれた娘との、かけがえのない家族の絆にも感動。

ルースのような「うるさい女」が、いつだって世界を変えてきた。差別にはそのつど声を上げていかなければならず、この作品はそのための勇気を与えてくれる。苦しんでいる全ての女性に観てほしいと感じた。
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