ビリーブ 未来への大逆転の作品情報・感想・評価

「ビリーブ 未来への大逆転」に投稿された感想・評価

kaito.m

kaito.mの感想・評価

4.4
性差別に裁判で闘った女性弁護士の話。結構地味ではあるが、しっかりと芯のある主人公が魅力的。細かいセリフにもセンスがあってかなり面白い。娘との口喧嘩がハイレベル過ぎて笑う。
旦那さんも素敵すぎるし「君が税法に興奮してくれて嬉しいよ」は歴史に残るクールな名ゼリフ。
理論と感情の絶妙なさじ加減での説得で、古い価値観を持つ人の心を動かすシーンは見事。同時に私の心も動いた。
先例にならうだけでなく、画期的な先例を作るような仕事がしたいものですな!
時代は1956年。
ハーバードロースクールの入学式の校長先生の話、あからさまに男性に向けてのみの挨拶だった。女性の社会進出が早かったアメリカですら、こんな時代があったんだなと知るきっかけになる映画。

旦那のために奮闘するところから始まるんだけれど、それは自分のため、社会のため、後世の女性のためにもつながった。
男女平等を提唱している女性の鑑、かっこよかったなぁ。

個人的には娘と母が分かり合えた瞬間に1番ジーンときました。

法律用語?が多くて話自体難しかったので、日本語字幕があれば、もう少しちゃんと理解できたかなと。
千彩

千彩の感想・評価

3.9
男は外で働き
女は家庭を守る

そんな価値観のもとで法律が作られていれば、性差別もまた合法…という時代(つい最近だ)に、性差別の撤廃に繋がる裁判に挑む女性ルースとその家族の物語。

ルースを支え続ける夫マーティも素晴らしいけれど、娘ジェーンの存在も素晴らしい。
この両親に、この娘あり。新時代の申し子とも言うべきジェーンがいなければ、ルースは新時代の到来や未来を信じられなかったのではないか。
裁判を諦めようとする母親に「誰のための裁判なのか。私のためじゃないの」と言うジェーンを見て涙が出た。
そう、ルースの裁判は新時代に生きるジェーンのためであり、全然関係ない私達(男も女も関係なく!)のための裁判なのだ。


劇中、スウェーデンの税制について解説するマーティの「国民にかける税金で国の価値がわかる」みたいなセリフに頷いたよね…

自分は終始夢中になったけれど、周囲の席からは多少寝息も…。ずっと法廷でバンバンやりあうような映画ではないので、そういうのを期待している人には向かないかも。
夏にはRBGのドキュメンタリーもやるので是非見に行きたいな。
すず

すずの感想・評価

3.0
法律は時代に左右されるもの

男女平等裁判に挑んだルース・ベイダー・ギンズバーグ判事の物語。なんと85歳にして現役の判事さんです。本作は彼女がどのような人生を歩み、男女平等裁判に挑んだかが描かれている。

ルースさんの努力家で真面目な姿が印象的でした。妻であり、母であり、そして弁護士という夢も捨てない。女性弁護士は当時はまだまだ肩身が狭かったみたいだし、ずっと我慢していた。自分も性差別を感じていたからこそ性差別に強い人になったのかな。

ルースさんはアメリカではかなりの有名人で偉大な女性。JFKと言えばジョン・F・ケネディ。ルースさんはRBGとして広く知れ渡っているそう。


法で男女平等と言いつつも全部が全部そうではない。ずっと女性差別はあって
、でもそれを覆らすことは誰にも出来なかった。本作は罪の法律ではなく、大変な思いをしている人の負担を軽くするための法律。控除や支給の穴に切り込む。しかも「男性」差別問題なのだ。

何のため。誰のため。誰かの味方になる法律だったのに。

法律は作ったら終わりじゃないんだ。その時代に適していても時代は変わっていくもの。なら法律も変わらなきゃ。

負けると言われた裁判でルースさんが最後に弁舌したあれが1番の見所で心掴まれた。

本作のほかに[RBG 最強の85才]も5月に公開されるのでそちらも合わせて観てみたい。
史上初の「男女平等」裁判に勝利したルース・ギンズバーグの伝記映画。ルース・ギンズバーグは本作で初めて知ったのですが、現在は86歳で現役の最高裁判事を務めています。主演は、「ローグワン」、「博士と彼女のセオリー」のフェリシティ・ジョーンズ。ルース・ギンズバーグも小柄なので、よく合っている役柄だと思います。男は働いて、女性は家事・育児と昔ながらの価値観が横溢する時代に、誰もが不可能と思っていた男女平等を勝ち取った彼女の業績は素晴らしい、と思います。終盤の裁判では涙が流れました。老若男女問わず、オススメ出来る一品。ぜひご覧ください。
最後階段の字幕は下に横一列の方がシネマトグラフィ的に良かった気が
m

mの感想・評価

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レディースデーに観賞したこともあってか、殆どお客さん女性でした!実話に基づいたストーリーで性差別や人種差別を題材にした映画最近よく観ていますが、こちらかなり良かったの一言です。
この作品に出てくる男性たちにかなり苛々してしまいました(笑)殴りたくなるレベルで、、でもこういうことに苛立ちやおかしさを感じられるのも当時よりは少しは平等に寄ってきているのかなとも感じました。まだまだですけどね。私達のような若い世代だけでなく幅広い世代、性別の方に観ていただきたい作品ですよね。

アーミー・ハマー演じる夫、マーティがかなり良き理解者って感じで彼の支えが大きいなあと思いました。娘ジェーンも芯がしっかりあってすごく素敵でした。土砂降りのシーンで、知らない男たちに卑猥な言葉をかけられるんですが、知らんぷりして済まそうとしたルースに対して、男たちに言い返してたジェーンとてもかっこよかった。ルースもハッとして自分の娘に誇りを持ってて良い親子だなあと思いました。実際そういう言葉かけられたことありますけど、聞こえないふりしてやり過ごしちゃったのを今考えると言ってやれば良かったって思いました(笑)
NaitoMami

NaitoMamiの感想・評価

4.5
女は家庭に入り、子育てや介護をする。
社会に出てバリバリ働いてお金を稼ぐのは男の役目。

書いてるだけでぞっとするほど陳腐な価値観だけど、これがものすごくものすごく長い年月をかけて社会にはびこり、病巣のように私たちを蝕んでいる。
だから #MeeToo や #セクハラ が流行語になるのだし、この映画の時代から70年近く経った今この現代においてもほとんど何も変わっていないことに愕然とする。

結婚して子どもを産んだら長期離脱されるから困る。
ではなくて、
長期離脱しなくて済むように必要なこと、できることをやってから言ってほしい。
男性が育児休暇をとるとキャリアに影響する?
そりゃそうだけど、そんなの女性だって同じですよね?
どうして女性だけが積み上げたキャリアを、目指していた夢を諦めなくちゃいけないのか。
それが嫌だから子どもを産まない選択をせざるを得ない女性たちも、たくさんいる。

映画のなかで、夫から「教授だって立派な仕事だよ」と言われて、
「私は弁護士になりたいのよ!」と叫ぶ彼女の悔しさたるや。
どうして女性が社会で"正当に"働こうとすると、こんなにも多くの障害が押し寄せてくるのかな。

こう問いかけると、きっとハーバード学長に代表されるセクハラマンは
「女性本来の能力は家庭や子育てや介護に活かすべきだ。歴史もそれを証明している」とかなんとか言うのだろう。
歴史? 選挙権を奪い、教育を限定し、クレジットカードも持たせず、社会では補助的な仕事しか与えず、そうやって女性を真綿で抹殺しつづけてきた黒歴史のことですか?

荒波や逆風を切り拓いてくれた数々の勇気ある女性たちのおかげで、たしかに少しずつ変化はしてきていると思う。
でも、同じ40代の男女で平均年収が200万円以上も違うなんて、やっぱりまだまだ根本的には変わっていないって感じてしまう。

世の中の男性すべてが、アーミーハマー演じるよき夫のようであることは夢でしかないけど、女性=家庭的とか母性本能とかアシスタント業務とか、そういう偏見でしかない価値観を持つ人が少しずつでも減っていってほしい。
そのためにもこういう映画が世に出ていくのはとても大事だと思った。

息子とも、娘とも、彼らが大きくなったら一緒にまた観てみたい。
その頃にはどんな社会になっていて、彼らはどんな意見を聞かせてくれるかな。
菜花

菜花の感想・評価

4.1
どんなに苦しい状況であっても訴え続ける事の大切さを改めて感じました。

最後の裁判でのルースの言葉はとても胸にグッとくるものがあり思わず涙。。
(普段あまり泣かないんですけどね…😅)

彼女を支え続けた夫のマーティも素晴らしかったです。
家族あってこそ成し遂げられたことなのかな、と思いました。
働く女性に観て欲しい、仕事を頑張ろう!と思えるキャリアウーマンムービー📽

観てから既に2週間経ってしまったけど、この映画の印象は鮮明に覚えている。


わたしはこの映画を観た2日前に27歳になり、まだまだキャリアの下積みをして成長したいお年頃。

男性に負けず劣らずスマートで、ファッショナブルなRBG(フェリシティ)は、超超Coolだった。
頭が良いところはもちろんステキなのだけれど、加えてお洒落であることが、更にデキル女・カッコイイ女を演出していた。

お洒落なファッションは、観ていて目の保養にもなる!


また、主人公のRBGを支える旦那さまが「イケメン」すぎた。
当時当たり前であったジェンダー差別の偏見なく、女性…つまり妻の弁護士としての活躍をサポートする。
料理が苦手な妻に代わって毎日料理をし、育児も妻に任せず一緒に行う。
妻が落ち込んでいたら励ましてあげる…。

旦那さまのマーティを演じたのがアーミー・ハマーなのだが、とことんはまり役!!!!
彼のファンになってしまいそう!!!



働く女性、
共働きの夫婦、
子供を持つ親、
そしてアーミー・ハマーのファン、
これらに当てはまる人全て観ていただきたい。
私は価値観が変わって、お洒落に気を配って毎日仕事に通うようになった。
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