イップマンシリーズの香港映画感が大好きで、しかも『継承』での詠春拳対決フルコースを披露したチョン・ティンチのスピンオフがやると聞いてずっと楽しみにしてました！
もうホント期待通りの王道カンフー映画でした！
マックス・チャンの詠春拳をあえて一度封印させることで、クライマックスの詠春拳解禁シーンの盛り上がりが爆発しています！
カンフー映画らしくワイヤーアクションもふんだんに盛り込まれています！登場人物たちがミュージカル映画並みにフワフワ浮遊している点は賛否が分かれそうですが、"May the Wire with you"ということでこれもカンフー映画の世界観を作るひとつの味だと思っているので個人的には好きです。
あと、これはイップマンシリーズからそうですが登場人物たちのキャラに温かみがあるのが素敵です。贔屓目に見ても緻密な脚本とは言えませんが、だいたいみんな素朴な雰囲気があるから親子愛や友情のシーンは良いし、敵役も擦れすぎておらずどこか憎みきれない部分があります。
それと、今回の異種格闘技戦はトニー・ジャーとデイヴ・バウティスタでしたが、バウティスタのテクニックや格闘技に頼らない純粋なパワー・フィジカル推しが良かったです！さすがWWE!!
トニー・ジャーは僕が大好きな分過度に期待しすぎていた面はありますが、もっともっとムエタイ味を出して欲しかったです、、
すでにイップマンの方でムエタイが出てしまっているとはいえ、トニー・ジャーのムエタイのレベルの高さは更に上なのでもっと活躍させて欲しかったのが唯一の遺憾でした。
以上まとめると、やはりこれぞカンフー映画！なポイントがたくさん詰まった作品でした！ホント格闘アクション好きな人にはイップマンシリーズ含めてみんな観て欲しいです！
