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無敵のドラゴンのnobuoのレビュー・感想・評価

無敵のドラゴン(2019年製作の映画)
2.8
「ドラゴン×マッハ!」「イップマン外伝 マスターZ」にて俺の心を掴んだマックスチャン兄貴主演のアクション刑事ドラマ(?)。
俺はフィルマのアベレージに100%の信用を置いていないので、「まあ兄貴のアクションを楽しめるなら多少物語のネジが弛んでいてもいいか」と油断して観ていた。そう、完全に油断していた。

フラフラする物語、あまりにも適当に見える脅迫性障害描写(あれって別の病気の症状じゃないか?)行動が支離滅裂な登場人物、見応えの少ないアクション、意図がわからないカット……。そして極め付けはラストバトルのトドメ。今年鑑賞した映画の中で間違いなく🐉🐉最大級の衝撃🐉🐉を受けた。それまでのトンチキな物語が全て吹き飛ぶインパクト。「無敵のドラゴン」という邦題は正しかった。

手すりをダンス/ヨガのポール代わりに見立てて戦う電車内格闘シーンだけは独自性があって良かった。こうしたアクション面での工夫が少しでも見られたのは幸いだ。少なくとも虚無映画扱いはできない。

それにしても兄貴、もっと出演作に恵まれてくれたらなぁ……。「シャン・チー」とか出て欲しかった。
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