tabi

ブラック・クランズマンのtabiのレビュー・感想・評価

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)
1.0
ストーリーは映画として良く出来てると思ったが、最後の最後で心情的に賛同できなくなった。
過去を学び、今の教訓とすると言うなら分かるけれど、この作品はかえって分断を煽っているように感じる。
途中の主人公たちの会話で、相手にも良い奴はいると言う投げかけに対し、1人でも悪い奴がいれば歩み寄る必要がないと言うような回答があったけれど、その言葉が正に社会の病巣を指し示しているようだった。不寛容に過ぎる。

最後のシーンは完全に蛇足。あの映像を流すことで、視聴者にどんな行動を期待しているのか。
No place for hateを掲げるなら、怒りや怨嗟をぶつける以外の表現を模索して欲しかった。
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