シリアスな内容ながらも淡々と潜入捜査をこなすロンとフィリップ。
どこかでバレるのかなーと思いながら観ていたら最後のシーンでロンが味方の警官に勘違いで取り押さえられる。
やはり黒人はどんなに頑張ってもアメリカにおいては差別が根深いのだな。
が、ラストシーンで2017年に起きたブラックライブズマターの描写が写し出され、本作の舞台である1970年代からはや40年以上が過ぎても本質は何も変わっていないのではないか。
近年急速に進むポリコレの反動ともいえるが、黒人差別は長い時間をかけてアメリカ人に染み付いているため、これを正すにはやはり同じくらい長い時間が必要なのだろう。