これぞスパイクリー。
まずエンタメとして純粋に面白い。
でも、結局スパイクリーが言いたいことは最後の数分の部分なのよね。エンタメじゃないのよ。当たり前だけど。
物語の戯曲としての部分が素晴らしいのに、言いたいことの思いが強すぎて、最後の現実的なパートで急に観客はこの映画に対する感想を求められてしまう。この映画おもろかったやろ!でもアメリカでは未だに差別主義者がのさばっとるで!映画だけやないで!実際に現実に起こっとんねん!どやねん!どやねん?!って急に。胸ぐらを。
こんなに面白いエンタメ(として消費するのはきっとすげー怒られるけど)作れるのに、そこに甘んじない。できるぜ?俺だってこんくらいヨユーで出来るけど、そんなことやってる場合じゃないんだぜオマエラ?っていうこのアティチュード。
まさにスパイクリー。
主演の2人もサイコー。