けんウークピック

ブラック・クランズマンのけんウークピックのレビュー・感想・評価

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)
3.7
あぁ、もっと政治についての話をしたい。

人種についての話をしたい。
人権についての話をしたい。

帰ってきたヒトラーのときも思ったけど、日本バージョンのこんな映画が欲しい。
政治の話をするタブーさと絶望感をもっと打ち消して欲しい。

物語としては、潜入ものとしてハラハラドキドキ。スターウォーズでカイロレンを演じていたアダムドライバーが自身がユダヤ人であることを隠しながら潜入していくシーンはハラハラドキドキ。
差別をある意味悪役的なアイコニックさを交えて描きながらも、現在まで解決できていない問題であることはしっかり示唆する。

この映画を見たのは少し前でBlack Lives Matterがここまで盛り上がっていたわけではない。だからこそちょうど視聴後にこういう世の中のムーブメントが起きて、より一層最後の演出が効いてきた。