幸せなあかごりら

ブラック・クランズマンの幸せなあかごりらのレビュー・感想・評価

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)
3.7
今の世相にリンクする「黒人」がキーワードの映画。

白人主義の過激組織に潜入するミッション。
すごいのは、ジョンデヴィッドワシントン(以下ジョン)とアダムドライバー(以下アダム)。
この2人は、黒人とユダヤ人にそれぞれ扮している。

簡単には、組織に潜入するため、ジョンが電話で入会手続きを行う。もちろん黒人だ。
そして、会合などに参加するのはアダム。いちおう白人として。

面白いのは、やはりこの登場キャラ設定。
アダムが完全な白人なら潜入は容易いだろう。しかし、排外の対象となっていたユダヤ人だ。黒人ではないにしろ、ユダヤ人なら組織に入るのはおろか、差別の対象になる。
そこを疑われながらも潜り抜けるシーンには、臨場感がある。


作品自体、どこかスパイ映画の雰囲気とアクションの感じもある。
ベンアフレックの"アルゴ"が好きな人なら必ず気にいると思います。