ドキュメンタリーチックに本人のインタビューを挟みつつ物語が進んでいく構成が斬新で面白かった。
マフラーの色が変わるシーン、ついつい巻き戻して見てしまった。こういう細かい発見があるとつい嬉しくなる。
カメラワークと音楽など映像の作り方に登場人物の心情が表れていて、世界観に引き込まれた。
物語序盤は「特別な何かをする」ことに対しての高揚感があって、いざ決行の日が近づいて来ると恐怖や逃避したくなる気持ちが強くなり、前半後半で雰囲気ガラッと変わる。
実話に基づいてるだけあって、計画の詰めの甘さ、チームワークの悪さがリアルで笑ってしまった。
綺麗なクライム映画ではかっこよく決まるけど、犯罪を犯す時の緊張、犯した時の動揺、人を傷つけることへの恐怖、こっちがリアルだよな。
ウォーレンは実際の所、どこまで計画していたんだろうか。
一線を越えてはいけないというメッセージ。
