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アメリカン・アニマルズのmatsuriAWのレビュー・感想・評価

アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)
3.9
『何かが起これば
俺の人生は転換できるはずだ
その何かなんてわからないんだけどさ』

こんなのは
ぼやっとした学生のうちのほとんどが考えている事なんじゃないか
何かなんて、考えればわかると思ってる
それは留学だったりサークルだったり趣味だったり人前に出る機会だったり
でも考えても何もわからないよね
やってみないとわからない
それがキッカケになるか
試した人にしか分からないことがあるはず
それが向こう側の景色なんだろうね

主人公のスペンサーがそう言うのは
ごくごく当たり前のことで
人生のうちのスパイスなんてな
選んで入れるものじゃないのかも

犯罪を題材に映画にするのは
どうなんだろ
そうして私たちはプールに金魚を
もそうだけど
映画にしてしまうとどうしてもパッケージ化されて
なんとなく良い話みたいになってしまう
万引き家族も然り
少し美化されてしまう
ドキュメンタリーの映画はわたしはあんまり得意ではないのだけど
映画としてその類いの話を売られると
過去の犯罪が商品化される事になって
なんか道徳的に?微妙なのでは?と言う感じもするけど
そんなのに惑わされてしまう判断力ではダメだよ、と言う話だと思います
簡単な話じゃないよなぁ

大学生が起こした犯罪だから
って、学生のフィルターが良くも悪くもかかって見えてしまう


なんだかちょっと憧れの友達に陶酔してしまうところがある感じ、
ファイトクラブみたいだなって思った人、居ませんか?笑
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