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第二警備隊のwingsのレビュー・感想・評価

第二警備隊(2017年製作の映画)
3.5
警備会社で実際あったことを題材にしたノンフィクション作品というのを初めて知った。
寺への嫌がらせや警備員への嫌がらせ、警察がなかなか動かないところなど丁寧に描いているので、可哀想、助けたいといった感情移入がしやすい作品だなと思った。
実際に殉職した仲間がいて、その人へ捧げる映画ということもあってかなり気合が伝わった作品だった。
筧利夫さんが凄かった、何気ない自然な演技が本当に自然なのに情熱が伝わってくるというか、ワンショットで何も喋らなくても画がもつくらいどのシーンも魅せられた。
映画の作りも全く複雑じゃないので、観ててわかりやすい、が故に、途中少しダレる部分もあるなと思った。
オープニングが空へのパンから入ってた。
柿崎さんは空が好き、あと神社、寺といった神聖なところを必ず映画に入れてくるなと思った
竹島さんのヤンキー上がりの演技は面白かったけど、無理があるかなと思った、タバコは吸ってないのが仕草でわかってしまう。
あと村本さんも頑張ってるけど、無理してるところも伝わってくる、痰を吐くところもリアリティが無いと思った。
出合さんもやっぱり凄い、鬼気迫る演技は出合さんにしか出せない味だなと思った、普段とのギャップがすごい。
1つ不可解なのは、仲間が殉職した連絡を受ける前、病院からは、怪我をしてるが命に別状はないって来てたのに、その何分後かに、亡くなった知らせが来て、あまりにも早く無いか?と思ってしまった。
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