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モンパルナスの灯のhのレビュー・感想・評価

モンパルナスの灯(1958年製作の映画)
5.0
画家モディリアーニの人生を描く。

ゴッホ最期の手紙を見たときはゴッホの強烈なタッチと色彩に魅力されたけれど、
ベッケル監督の本作はモノクロ映画で、
決して見飽きない、素晴らしい作品!

まず登場する女性たちが皆丁寧に描かれていて、特にジャンヌを演じたアヌーク エーメの美しさに魅力される。ローラとは対照的な役柄で、清楚でモディを愛し続ける、温かい心の持ち主。

ジェラールフィリップはモディリアーニを上手く演じたと思う。ジャンヌに惚れ込んで幸せそうな時、絵が売れず狂気になる時があるが、素晴らしい演技だった。
彼の硝子のような瞳がとても美しい!
画商モレルが彼の後をついて来るシーンの音楽と映像は最高だった。

辛くても言葉にないことを言ったり言われたりしても、心から愛し合ってた二人。
けれどやはり永遠の愛なんてない...。
ラストシーンは悲しい気持ちと同時に鳥肌がたった。
これからもジャックベッケルの作品をもっと見たい。面白かった!^ ^
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