モンパルナスの灯の作品情報・感想・評価

「モンパルナスの灯」に投稿された感想・評価

大好きなモディリアーニを、当代きっての色男が、果敢に挑戦。
難儀な役を演じる。
妻には、エヌーク・エーメ
男と女には、無い若さ全開。
モノクロームが大いにそれを醸し出す!
ジェラール・フィリップの最大の名演の1つと信じる。
悪役に徹する、バンチェラの静かな怪演もお見事。
Gaku

Gakuの感想・評価

4.1
悲運の天才画家と言われるモディリアーニの伝記映画。
天才と謳われる芸術家はやはり私生活もハチャメチャなのか、、、と思ったのが前半、後半は妻のジャンヌの献身的な支えから、富豪への売り込み失敗、商人による後味の悪いラスト。
深みのある言葉が多く、中でもゴッホが酒酔いだと指摘された時に「それは苦悩を忘れるため、絵画は苦悩から生まれる。この夏に見た黄色を表現するために酒を飲んだのだと」と語る。気持ちいい。彼の絵画に対するプライドがとても高く妥協しない点は尊敬できる。
彼は富豪への売り込み失敗に責任を感じ家に妻を残したまま、1人で酒場で簡単な絵を売るのだが、相手にされない。その時の彼の非情な顔はとても印象的だった。哀しい。
そして、ラスト。
あー、、ジャンヌーーてなる。
モディリアーニの生涯を描いている作品。超退廃的。デカダンスな人生をこれでもかと描いている。最後はとても悲惨 こういうのすきな人っているんだよな、自分含め こういう生き方って確実に非合理で不幸なのになぜか魅力がある。マイヘアとかクリープハイプすきな人には合いそう。
ゼミった。
モディ(ジェラール・フィリップ)の虚ろだけど綺麗な瞳、汗が印象的。
それに反してモディをジッと見る画商の表情が死神のように見えた。

すごい終わり方。
なんとも表現し難い、モヤモヤっとした感情を観てる人に感じさせて終わる。

最後の10分だけゼミの時間では終わらなかったので、youtubeで見た。フランス語何もわからないけどなんとなく分かった。
Ryosuke

Ryosukeの感想・評価

3.6
前半は大したお話もなく、映像もベッケルにしては迫力がない気がするのでそんなにかなという感じはある。
まあストーリーは「幸福の設計」よりはしっかりしてるけど。
いつも通り男が女を思いっきり殴るのはベッケルだなあという感じで面白かった。
感情の高ぶりに合わせてサッとクローズアップを差し込む演出は的確。
セーヌ川沿いでのジェラール・フィリップのクズ演技と、彼が「モンパルナスの灯」を見るシーンが印象に残った。
画商が病床でヒロインを呼ばず、最後まで真実を伝えないのは絵が形見になると売ってもらえないと思ったからだろうか。ハイエナのように絵を漁るラストカットが浅ましい。
アヌーク・エーメの嬉しそうな表情が悲しい。
不遇の天才画家モディリアーニの伝記。彼の不安に苛まれた人生と悲哀をジェラール・フィリップがあの目で演じるのが見応えあり。そして、画面に映った瞬間にはっとさせられるアヌーク・エーメの色気。ラストの画商の買い漁りシーンの後味の悪さったら
mro

mroの感想・評価

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このレビューはネタバレを含みます

画商モレルがモディリアーニの死を狩人のように待ち受け、死を見届けた末に作品を買い漁るラストシーンは鳥肌モノ
史実ではジャンヌはモディの後追い自殺をしたみたいだけどこの映画の中ででそこまで描いたら鬱すぎる
前に見たことあって、クレジットを見たときにリノ・バンチュラなんか出てたっけ?と思ったけど、最初に見た瞬間にオチを思い出してしまって、あああってなった。
映画の雰囲気やジェラール・フィリップのモジリアニぶりがよくて、この映画好きだなと思いながらも、途中で眠ってしまって残念。

「ジェラール・フィリップ 銀幕に輝く永遠の美貌」@新文芸坐
絵画というものの真髄を突いたような映画

あくまで作品自体に関して描かず、作家のモチベーション、商品としての絵画、焦点の当て方が良かった
ゴッホについて語る時の演技に鳥肌がたった。最後のあの機械のような芝居も良い。
画面外の世界を感じずにはいられない圧倒的な奥行き
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