露草

猫の恩返しの露草のレビュー・感想・評価

猫の恩返し(2002年製作の映画)
3.2
今回2回目(多分…)の鑑賞

前回の感想はハッキリと覚えてる
「つまらない」
この時は本当につまらなく退屈してた記憶。そして「つまらない」と思ってしまった最大の要因と言っても過言では無いおまけ作品。「ギブリーズ」この作品がめちゃくちゃ面白かったから。
ま〜単なるおまけ。されどおまけ。この作品は強い、強烈なインパクトを私に浴びせ、本題の「猫の恩返し」を喰ってしまった。なので、「つまらない」と感じてしまったんだと思う。
これは組み合わせの問題とかの問題では無かったと思う。「ギブリーズ」がおまけではなくもう一本の作品になってしまっていた事が問題…だったと思う。

そして、今回「猫の恩返し」を初めて単体で見てどう思ったか。
それは「悪くないと思う。けどう〜ん…ごめんなさい」って感じ。。。
前回退屈した記憶もあるので余り期待していなかったが、案外楽しめていた事に自分でも驚いた。
だが、この「案外楽しい」って何を見て思ったんだろうと考えてみると、ほぼバロン絡みでお話の流れや、音楽、テンポの事では無いことに気がついた時に、愕然とした。いかにバロンに引っ張られ、作品を見ていたのかに…
これはまずいと思い見方を変えたら、これが良くなかった…
真っ先に思ったのが「これは私には合わない」だ。スローテンポでずっと流れる本作。戦闘シーンになってもゆったりゆったり。。。メリハリが欲しい。塔を登っていくシーンもゆっくり。。。これは「猫の国」だから猫の動き(今回出てくる猫のキャラの動き)似合わせてこのスローなテンポにしたのか、子供にもゆっくり見てもらうようにスローテンポにしたのか。このスローが私にはソワソワ(良くない意味で)してしまって、「あわない」という感想になってしまった。

見終わったあとは、「これは映画じゃなくてもいいかな?絵本で丁度よさそうな作品だ…」に落ち着きました。
世界観は嫌いでは無いけど、この終始フワフワしたスローテンポの映画はきつい

そして今回何故「案外楽しめた」かというのも、一重にバロン様様ですな。いや〜キャラのパワーバランス崩壊しすぎじゃないかい??耳すばの影響すごいよ

バロン出てきただけでツッコミどころ満載だし、ムタとトトとの掛け合いも単なる会話だけど、面白い!!つい突っ込んじゃうのよw

まーでもこの作品はこの作品単体で見た方が良いね
露草

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