五大ファミリーの一つガンビーノ・ファミリーとコーザ・ノストラの沈黙の掟(オルメタ)。
そして70〜80年代のニューヨークギャングの一員を歩んサミー・ザ・ブル(サルヴァトーレ・グランヴァーノ)の自叙。
『アンダーボス』は未読。
そしてオルメタを破れば当然のように引き金は引かれあとはただ死ぬのみ。
ただ沈黙の掟と言う割にはギャングの世界は言わずもがな金と暴力の世界だし、裏切りなんて当たり前のように蔓延している。
そんな暴力の世界に果たして血よりも深い掟、忠誠はあっただろうか。結ぶための掟自体は形骸化しているだけなのかもしれない。
いやそもそも最初から掟の効力なんてこの世に存在しないのかもしれない。結局はうわべだけのもなのかもしれない。