きょうこ

アラジンのきょうこのレビュー・感想・評価

アラジン(2019年製作の映画)
4.0
最近ディズニー実写化作品がポンポン出ている流れで人気作品アラジンも実写化しよう!ってノリで作ったんだろうな、と思いそこまで期待せずに観にいったけれど今の時代にリメイクする意味のある作品になっていてディズニー実写化作品でダントツに好きになった!

まず最も印象に残るのがジャスミンの強さ!!!最近は男性主人公シリーズ物が女性メインになった作品(ゴーストバスターズ、オーシャンズ8)が多くあり女性の強さ美しさを描いたものになっている。強い女かっこいい!って鑑賞後毎回思っていたけれど結局シリーズ作品の中で女性にフォーカスを当てた明確な理由がわからないもの、なんとなく腑に落ちない題材のものが多くて忘れてしまうものも多かった
けど実写ジャスミンのは「今の時代」の女性としての強さが明確に描かれているなと思った

アニメジャスミンと実写ジャスミンを比べた一番大きな違いにあるのは軸として「国を自分で治めたい」という考えを元に行動しているかどうか
実写ジャスミンは国を訪れる男性を単なる「旦那候補」として見ているのではなく「一緒に国を治められる知性、力があるか」としてみている(勿論結婚するなら愛することを前提として)

アニメジャスミンと違って「愛」が自分の結婚相手だけでなく「自国民」に向いている視野の広い女性だから自然と「自国を治めたい」という願いに結びついていて知的さと愛情深さを同時に感じさせる芯のある女性として印象付けられた


授業でラプンツェル、エルサが「物理的に」強い女性として描かれている!っえやったけど腑に落ちなかった理由がわかった気がする
確かにフィジカル的に女性が力を持つことは古いプリンセス達にはなかった。けれどやっぱり女性は男性と力の差はあるし、男性を「力」で打ち勝とうとしていくのは荒々しい論理で現実味がなく、好きになれなかった。
そうではなく実写ジャスミンは持ち前の知識を活かせる場を作ろうと周りに訴えかけたり、人の心を動かす言葉で危機を乗り越えていく現実味のある革命家としたて描かれていて好感をもてた

ジャファーのセリフが字幕で「女の喜びは美しさにあり、知識などは必要ない」(うろ覚え)が、聴き取れた英語で「women ....to be SEEN ....not...to learn」(多分)があった。この台詞でジェンダー論の講義で女性は見られる対象として描かれてきたっていう内容を思い出して
あーーーーこの台詞を日本語に訳す時この歴史的背景、文脈をうまく入れた訳し方だったらよかったのになぁと感じた

speechlessでずっと涙を堪えた目で歌い上げていくジャスミンに心打たれたヨーーー!!!!!!!speechlessって言いながらもそれを打ち砕こうと言葉を必死に投げかけていく姿がもうもうもうたまらんすね
大好きだよ

なんとなくジーニーのインパクトが弱めだったのはジーニーのむちゃくちゃ感がアニメだからこそできた表現であってCGになると画面がごちゃごちゃしてみづらくなってしまうところがネックなのかなと思った
他にもジーニーについて思うことはあったけどうまく言語化できてないや!!!

ジーニーに出会うまでのボリウッド感びんびんで興奮しちゃった🥺🥺💘💘💘

アラジンけみおに似すぎす

アラジン身体能力やばち
パルクールもダンスもきれっきれ
きょうこ

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